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2010 Fiscal Year Annual Research Report

アレルギー発症予知のための臍帯血単核球網羅的遺伝子発現研究

Research Project

Project/Area Number 21591346
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

下条 直樹  千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (40221303)

Keywords臍帯血 / マイクロアレイ / アレルギー / Toll様受容 / 単核球
Research Abstract

千葉市で設定した250名の出生コホートについて、生後7か月から1歳時におけるアレルギー発症の有無にもとづき、アレルギー発症児、非発症健康児に群別した。この中からアレルギー発症児10名、非発症児10名の凍結臍帯血単核球を解凍して、LPS(TLR4 リガンド)で刺激した。昨年度にマイクロアレイで発症群に比較して発症群での発現が有意に低かった25分子のmRNAをreal time PCRで判定量を行い、mRNAの発現を評価した。その結果、TLR4リガンド刺激でIL-10、IL-12p40,IL-6,Indoleamine 2,3 dioxgenase(IDO)などのmRNA発現は発症群において非発症群よりも有意に低値であった。TLR2,3刺激ではこれらの免疫調節分子の発現に差異は認められなかった。magnetic beads法にてCD14陽性細胞と陰性細胞に分離してLPS刺激を行うとこれらの分子のmRNAは主にCD14陽性細胞に発現していたことから、臍帯血中の単球が産生細胞であることが示唆された。以上の結果から、1歳までのアレルギー発症には出生時の自然免疫系細胞からの免疫制御分子の発現低下が関与することが示唆された。非発症群に比較してアレルギー発症群で発現が高かった分子のマイクロアレイ解析ではロイコトリエン受容体が候補となったが、解析対象数を増やしての定量的PCRでは差異を見いだせなかった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 乳幼児アトピー性皮膚炎の発症メカニズム up to date2010

    • Author(s)
      下条直樹
    • Organizer
      第18回ニューロペプタイド研究会
    • Place of Presentation
      横浜
    • Year and Date
      2010-12-03

URL: 

Published: 2012-07-19  

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