2010 Fiscal Year Annual Research Report
同一の皮膚細胞外基質を標的とする遺伝性・自己免疫疾患の病態解明と分子治療への応用
Project/Area Number |
21591470
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
尾山 徳孝 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30332927)
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Keywords | 医療・福祉 / 自己免疫 / 遺伝 / ゲノム |
Research Abstract |
1)ECM1遺伝子標的ベクターの改築(皮膚粘膜ビアリノーシス疾患モデルマウスの作製) ECM1単独遺伝子変異で生じる常染色体劣性遺伝病の「皮膚粘膜ビアリノーシス(LP)」疾患モデルマウスを樹立する計画の主幹として、標的ベクターによる有効なECM1遺伝子ノックアウトを模索してきた。問題点として、(1)特定の遺伝子内コード領域(エクソン)のみを除くホモ接合ECM1欠損マウスは全例が胎生致死、(2)ECM1遺伝子を限定した条件下で発現制御するシステム(コンディショナル・ノックアウト)を用いた手法でも、当初予想された致死回避が得られなかった。更にECM1遺伝子内で標的とする領域の見直し・再設定を検討した結果を反映する新規ノックアウトベクターを構築し、培養細胞を用いた小スケールでのノックアウト効率を検討した。 2)ECM1蛋白を標的とする硬化性萎縮性苔癬患者IgGの免疫反応について 蛋白自体の微細な修飾"conformational epitope"が保存され、真核生物の生体内に近い状態の抗原性を保持しているバキュロウイルスによるカイコリコンビナント蛋白の発現を検討中である。
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Research Products
(16 results)