2009 Fiscal Year Annual Research Report
血小板を介する皮膚の炎症反応の制御・収束機構の解明
Project/Area Number |
21591472
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
加藤 則人 Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 教授 (30244578)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 純 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (50438222)
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Keywords | アトピー性皮膚炎 / 血小板 / CD11b+Gr-1+細胞 / 可視化 |
Research Abstract |
マウス接触過敏反応の皮膚を、抗CD41抗体と抗CD3抗体、抗CD31抗体で三重染色することにより、皮膚組織における白血球・血小板複合体と血管との関係を可視化することに成功した。また、抗CD3抗体の代わりに抗CD11b抗体や抗GR-1抗体を用いることにより、ミエロイドサプレッサー細胞と血小板の関係についても可視化することに成功した。さらに血小板減少マウスにGFPトランスジェニックマウス由来の血小板を静脈注射した後に皮膚炎を惹起することにより、血小板と血管、白血球の動態をさらに詳細に可視化することができた。いずれの実験も、静止画に加えて動画による記録を行うことができた。 皮膚炎回復後の真皮樹状細胞の皮膚組織への再分布についても、血小板、特に血小板が表面に発現するP-セレクチンが極めて重要な働きをしていることが明らかになった。 今後は、皮膚組織で血小板が遊離するケモカインなどの物質を可視化することにより、血小板を介する皮膚炎の制御機構の解析をさらに詳細に行っていきたい。
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Research Products
(24 results)
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[Journal Article] The role of IL-33 in chronic allergic conjunctivitis.2009
Author(s)
Matsuda A, Okayama Y, Terai N, Yokoi N, Ebihara N, Tanioka H, Kawasaki S, Inatomi T, Katoh N, Ueda E, Hamuro J, Murakami A, Kinoshita S.
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Journal Title
Invest Ophthalmol Vis Sci 50
Pages: 4646-4652
Peer Reviewed
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