2009 Fiscal Year Annual Research Report
自閉症スペクトラム障害は双極性障害と関連しているか
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21591509
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
棟居 俊夫 Kanazawa University, 子どものこころの発達研究センター, 特任准教授 (50293353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊知 充 金沢大学, 医学系, 特任助教 (00377384)
小坂 浩隆 福井大学, 医学部附属病院, 助教 (70401966)
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Keywords | 自閉症スペクトラム障害 / 双極性障害 / Magnetic resonance imaging / Rorschach test / 強迫症状 |
Research Abstract |
臨床的な印象は、自閉症スペクトラム障害と双極性障害は関連しているように見えることである。その根拠は、自閉症スペクトラム障害が双極性障害を併存することが多いこと、自閉症スペクトラム障害の第1度親族に双極性障害の者が多いことである。一見、関連性の乏しいように思えるこの2つの精神障害は遺伝の関与のきわめて高い精神障害を代表している。症候学的にも、病態生理学的にも、遺伝学的にも、両者を対象として検討することは困難かもしれないがやりがいのある仕事である。 平成21年度は、金沢大学医学倫理委員会の承認のもと、金沢大学附属病院神経科精神科に通院中の自閉症スペクトラム障害、双極性障害の患者およびその第1度親族を対象に、平成22年3月末日時点で144名から研究参加の同意を得、強迫症状の評価法であるDimensional Yale-Brown Obsessive Compulsive Scale(DY-BOCS)を90名に施行し、人格評価法であるRorschach testを32名に施行し、Voxel Based Morphometryによる脳の体積測定にためのMagnetic Resonance Imagingの撮像を39名に施行した。 なお途中経過であるが、DY-BOCSにより、自閉症スペクトラム障害と双極性障害において、強迫症状は多くに存在し、かつ強迫の対象が両障害で類似していることが示唆された。
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Research Products
(18 results)