2011 Fiscal Year Annual Research Report
オリゴデンドロサイトのDNA損傷に対する脆弱性―ADとの関連について―
Project/Area Number |
21591521
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
中村 祐 香川大学, 医学部, 教授 (70291440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 康一 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (30291149)
森 俊雄 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (10115280)
熊 宏美 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (90464362)
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Keywords | オリゴデンドロサイト / 分化 / NER / PDGF / NT-3 / UV / 無血清 / 修復 |
Research Abstract |
樹立した各分化段階にあるラット初代培養オリゴデンドロサイトにUVを照射した(0-10J/m^2)。抗MBP抗体、抗GFAP抗体、および抗6-4PP抗体を1次抗体として免疫細胞蛍光染色を行った。核DNA蛍光量あたりの6-4PP蛍光量を、照射直後、および各修復時間サンプルにおいて計算し、各分化段階にあるオリゴデンドロサイトの6-4PP修復能すなわちNER活性を測定し、オリゴデンドロサイトの分化に伴う修復能力の変化について検討した結果、NER活性は細胞分化により変化することが示唆された。この分化による修復活性、の違いについて検討を行ったところ、PCNAなどの修復関連蛋白の発現量の差があり、様々な修復関連蛋白の発現量の差が修復力の差に繋がるのではないかと推測された。 さらに、OPCのDNA修復能力についての検討を行った。BrdUを使用してPDGFの添加による分化がDNA損傷に与える影響を調べた。PDGFの添加による分化誘導によりOPCのUVに対する脆弱性が明らかとなった。そのメカニズムを調べる目的でp53を介したapoptosisをPifithrin-αによって抑制した時の生存率に与える影響を調べたところ、Pifithrin-αよりPDGFの添加による分化誘導関係なく、細胞死が抑制され、これらのメカニズムにp53を介したapoptosisが関与していることが示された。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] A 24-week, randomized, double-blind, placebo-controlled study to evaluate the efficacy, safety, and tolerability of the rivastigmine patch in Japanese patients with Alzheimer's disease2011
Author(s)
Nakamura Y, Fujii A, Graf A, Imai Y, Kim H, Mori J, Shigeta M, Shirahase T, Homma A
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Journal Title
Dement Geriatr Cogn Diord EXTRA
Volume: 1
Pages: 163-179
Peer Reviewed
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