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2011 Fiscal Year Annual Research Report

放射性同位体標識siRNAを用いた生体内遺伝子発現イメージングに関する研究

Research Project

Project/Area Number 21591572
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

中神 佳宏  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (80347301)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大村 素子  横浜市立大学, 医学研究科, 客員准教授 (70244506)
井上 登美夫  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (80134295)
KeywordssiRNA / PET
Research Abstract

個体における遺伝子発現を非侵襲的にリアルタイムで画像診断することができれば、病気の分子診断法としても、あるいは治療効果の判定法としても、従来にない画期的なツールになるものと期待され、本研究はその基礎的データを提供するものと期待される。
本年度ではまず、PET製剤用のブローブの改良を試み、また、in vivoにおけるブローブの安定性と安全性の向上を目指し、動物実験を施行した。
PET製剤として、我々は既に^<68>GaによるsiRNAの標識には成功しているが、その標識率は70%程と低い。よって、今回は陽電子放出核種として^<68>Gaに代わり^<62>Cuを用いてsiRNAの標識を試みたところ、その標識率はほぼ100%となり標識後の精製も特に必要としなかった。更に興味深いことには、そのメカニズムは不明であるが、標識後にこのsiRNAはRNaseに対し抵抗性を示し、生体内での安定性を獲得した。よって、特にトランスフェクション試薬を用いることなくマウスに標識siRNAを投与することが可能となり、そのため、各種トランスフェクション試薬に伴う毒性を回避することも可能となった。
次に、HER2遺伝子をノックダウンするように設計したsiRNAに^<62>Cuを標識した。HER2高発現のヒト乳癌MCF7-HER2を移植したヌードマウスにこの標識siRNAを尾静脈より静注し、一定時間の後、そのヌードマウスを解剖、各臓器や腫瘍ごとに放射能カウントと重量を測定し、標識siRNAの放射能体内分布を測定したところ、腫瘍に対するsiRNAの放射能カウントはバックグラウンドよりは高いものの、期待されたよりは低いものであった。その原因としてsiRNAのHER2ノックダウン効率が低いことが考えられ、現在siRNAを再設計し同様の実験を計画しているところである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Posttreatment assessment of response using FDG-PET/CT for patients treated with proton therapy for head and neck melanoma2011

    • Author(s)
      中神佳宏
    • Organizer
      2011年欧州核医学会
    • Place of Presentation
      英国バーミンガム
    • Year and Date
      2011-10-18

URL: 

Published: 2013-06-26  

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