2010 Fiscal Year Annual Research Report
分子イメージングによる血管新生阻害剤併用化学療法の効果判定
Project/Area Number |
21591573
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
立石 宇貴秀 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (20415524)
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Keywords | 血管新生 |
Research Abstract |
血管新生阻害剤の血管透過性の亢進、間質圧の変化、微小血管濃度の減少などの変化を画像化することを目的として、当研究では、血管新生阻害剤の担癌患者体内での標的阻害を的確に捉える分子イメージング手法としてインテグリン特異的PETリガンドを動物腫瘍モデルをもとに確立し、治療効果の予測に使用した。本年度の研究では、インテグリン特異的標識PET製剤である^<68>Ga-DOTA-RGDfKの合成後、以下の三点を実施した。(1)In Vitro研究:合成薬剤の放射線化学、αvβ3 binding affinityの確認、U87MG細胞およびA431細胞による培養実験を実施した。(2)In Vivo研究:U87MG細胞およびA431細胞を移植したマウスを用い最大10臓器のbiodistribution(0,10,20,60,120min、尿中・糞中の排泄(0-120min)、Tumor uptake(%ID/g,10,20,60,120min)、Tumor:Blood ratio (TBR,10,20,60,120min)を調べた。(3)画像評価研究:PETのoptimal timingを決定し、PETの集積とVEGF-A発現の関連性をWestern blot法と免疫組織化学法(蛍光二次抗体染色)にて確認した。治療薬(Bevacizumab)の蛍光標識による動態画像化と投与群、プラセボ群での画像変化を検討した。インテグリン特異的標識PET製剤^<68>Ga-DOTA-RGDfKは正しく治療効果を表現できるツールと考えられた。この結果をもとに次年度研究計画にて追試と治療プロトコルの変更を実施する。また、ヒト投与を目的として立案したインテグリン特異的標識PET製剤の^<64>Cu-DOTA-(PEG)-RGDfKDペプチドのデザインも終了し、安定した収率を得るための調整を図っている。
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Research Products
(5 results)