2009 Fiscal Year Annual Research Report
ステントグラフト内挿術後のエンドリークに対する脈派解析による無侵襲診断法の確立
Project/Area Number |
21591631
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
大竹 裕志 Kanazawa University, 附属病院, 講師 (60283131)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 圭一 金沢大学, 附属病院, 助教 (50372488)
渡邊 剛 金沢大学, 医学系, 教授 (60242492)
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Keywords | 大動脈瘤 / ステントグラフト内挿術 / Wave intensity |
Research Abstract |
【はじめに】模擬循環回路を用いて,ステントグラフトが内挿された動脈瘤モデルの瘤内圧がwave intensityに及ぼす変化を測定した.わずかなendoleak(Type 1-4)を作成し,それぞれの瘤内圧におけるwave intensityの変化を解析した. 【方法】直径20mmの部分的に拡張を有するラテックスチューブを作製する.拡張部の径は30,40,50,60mmのサイズを設定した.また瘤の長軸方向は40,50,60mmを各拡張径に対し作製した.M-Kステントグラフトを内挿し,拡張部にtype 2 endoleak用の回路を設置した.チューブ中枢側とexclusionされた瘤内に圧センサーを設置した.超音波wave intensity測定プローブ(prosoundα7, ALOKA, Tokyo)を使用した.拍動流ポンプで最大収縮期圧40-80mmHgのflowを出した. 【結果】中間報告ではあるが,30,40mm径の瘤ではwave intesityに変化はなかった.50,60mmの瘤では,反射波の位相に変化が認められた.ステントグラフト内挿術を施行することにより,反射波は正常に復した.Endoleak別では.Type 1が反射波に大きく変化が認められた. 【結論】まだ,ばらつきがあるが瘤化モデルでは,wave intensityに変化が認められた.また,Type 1 endoleakは, WIでの診断が可能との感じられる所見が得られた.
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Research Products
(3 results)