• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2011 Fiscal Year Annual Research Report

レーザー加工による極細繊維とメビオールジェルを用いた人工的生体血管の作成

Research Project

Project/Area Number 21591632
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

進藤 俊哉  山梨大学, 医学工学総合研究部, 医学研究員 (50206322)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 榊原 賢士  山梨大学, 医学部附属病院, 助教 (40419338)
Keywordsメビオールジェル / 人工血管
Research Abstract

閉塞性動脈硬化症による慢性動脈閉塞により発症した重症虚血肢患者では、細動脈への血行再建手術の可否がその患者のQOLを決める重要な要素となっている。しかし、このような手術においては、満足できる開存率を有する小口径の人工血管がない状況である。本研究の目的は、臨床で使用可能な小口径の人工血管を開発するための基礎的データを得ることにある。
これまで、メビオールジェル内での3次元培養を試みてきた。メビオールジェルは低温の状態では液状、高温で固体状という性質を利用し、ジェルを低温とし粘性を下げて平滑筋細胞を混和させ3次元培養の条件を検討してきた。大伏在静脈の平滑筋細胞はジェル内での3次元培養可能であった。昨年まで、細胞培養後、メビオールジェル内から細胞層のみの立体構造(重層構造)維持し、細胞層を得ることを行ったが困難であった。そのため、本年度は培養条件(細胞数、FBS濃度)の変更、増殖因子(PDGF)、細胞外基質(コラーゲン、フィブロネクチン)を使用しジェル内での細胞密度を高めることをめざしたが、一定以上の密度が得られず重層化した細胞層としては得られなかった。次に大伏在静脈の平滑筋細胞だけでなく、ヒト正常大動脈の平滑筋細胞を使用し同様の実験を行った。大伏在静脈の平滑筋細胞と同様、一定の密度まで培養可能であった。しかし、高密度の状態までは不可能であった。メビオールジェルを利用して細胞層のみの重層化構造を得るにはさらなる条件の検討が必要であると考えられた。

URL: 

Published: 2013-06-26  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi