2009 Fiscal Year Annual Research Report
心臓移植後冠動脈病変に対するプロテオグリカン「デコリン」による遺伝子治療法の開発
Project/Area Number |
21591785
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
川本 俊輔 東北大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (20400244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田林 晄一 東北大学, 大学院・医学系研究科, 名誉教授 (90142942)
井口 篤志 東北大学, 大学院・医学系研究科, 非常勤講師 (90222851)
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Keywords | 移植・再生医療 / 循環器・高血圧 / 細胞外マトリックス / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
この研究に不可欠なアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターの日本国内での調達に関して、各方面に問い合わせを行ったが、研究に必要なDecorin遺伝子を同じように組み込んだウイルスベクターの設計、遺伝子組み換え操作、ウイルス作成および精製、培養細胞系での感染実験および蛋白発現確認実験と多段階の実験検証が必要であり、確実に研究に使えるウイルスベクターの、期間内および予算内での調達は困難であると判断された。 そこで、当初の予定通り米国ですでに完成しているウイルスベクターAAV6-bovine decorin(および対照実験用コントロールベクターAAV6-EGFP)を譲り受けることとし、米国の研究所の責任者(Benaroya Research Institute at Virginia Mason, Seattle, USAのDr.M.D.Allen)に問い合わせを行った。先方でもストックが十分にあり、当方への供与の承諾を得ることができた。ウイルスベクター輸入手続き中である。 同時に、動物実験の開始に向けた準備をすすめ、動物実験プロトコールの作成と学内動物実験施設での実験申請をおこない、現在審査待ちである。そのなかで、我々が以前から使用していた小動物用の人工呼吸器が経年変化により劣化故障し、修理不能となってしまっていたのが判明したので、繰り越し分の予算を使用して、小動物(ラットなど)用の人工呼吸器を購入した。
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