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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ラットでの大動脈弁狭窄症術後肥大心筋の治癒過程の研究:エプレレノン投与は有用か?

Research Project

Project/Area Number 21591806
Research InstitutionOsaka Medical College

Principal Investigator

小澤 英樹  大阪医科大学, 医学部, 助教 (20277156)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 根本 慎太郎  大阪医科大学, 医学部, 准教授 (20237811)
高井 真司  大阪医科大学, 医学部, 准教授 (80288703)
星賀 正明  大阪医科大学, 医学部, 助教 (90309154)
Keywordsエプレレノン / 大動脈狭窄解除
Research Abstract

一昨年のマウスを用いた大動脈狭窄による左心室肥大誘導モデルで確立した手術手技および心臓超音波検査法のラットへの適用を試みた。マウスでは大動脈に設置した狭窄用縫合糸の再手術時の除去が困難と予想されたため、体格の大きいラットへのモデル動物の変更がその手技上必要であると考えからである。
平成22年度上半期にはラット左心室肥大モデルの作成を試みた。しかしながら、大動脈狭窄の設置位置や狭窄度の設定で困難を極め、依然として満足のいく左室肥大を誘導するモデルが出来ていない。一方ラット摘出心筋を使った組織学的評価法と各種messenger RNA発現を評価するPCR法を用いた分子生物学的評価法の確立は分担研究者の協力で可能となった。ラット左室肥大誘導モデルの作成が遅れているため、下半期は左室肥大誘導の確立しているマウスに実験動物を再変更した。現在大動脈狭窄を解除する手技についての試行錯誤を行っている。いずれの方法でも手術の際の死亡率が高く狭窄解除モデルの完成が遅れている。一方本研究の主眼の一つであるアルドステロン系刺激と心リモデリング過程との関わりと治療についての研究を開始した。選択的ミネラルコルチコイド(アルドステロン)受容体拮抗薬(エプレレノン)の投与をマウス左室肥大誘導モデルで行ったところ、代償性左室肥大から心不全への移行を防ぐことが心臓超音波検査(心拡大と心収縮能の改善)と病理組織(心筋線維化とアポトーシスの改善)で示すことが出来た。これは欧米他施設から既に論文化された所見と同じであるが、我々の目指す肥大刺激である後負荷解除時の肥大改善効果をエプレレノンが促進する可能性が示唆された。

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Published: 2012-07-19  

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