2010 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロRNAによる骨芽細胞・骨細胞分化調節機構の解明
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21591936
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
早乙女 進一 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 寄附講座教員 (20401391)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大川 淳 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (30251507)
山内 裕樹 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 医員 (70422483)
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Keywords | 骨代謝 / マイクロRNA |
Research Abstract |
すでに我々は、骨芽細胞に特定のmiRNAを過剰発現することで骨芽細胞の分化が低下すること、さらに、骨芽細胞特異的にmiRNAを過剰発現したトランスジェニックマウスの骨量が著明に減少することを見出した。そこで本研究では、(1)骨芽細胞で発現し、その分化調節にかかわるあらたなmiRNAを同定し、その生理作用を明らかにすること、また、(2)骨細胞におけるmiRNAの発現を検討し、また骨細胞特異的miRNAトランスジェニックマウスモデルを作成、解析することを通じて、骨リモデリングにおけるmiRNAの生理的意義の統合的理解を目指している。(1)本年度は、骨芽細胞様細胞株に分化刺激を加え、その前後で発現が変化するμRNAを複数同定した。分化に伴い発現が低下するあるmiRNAを骨芽細胞に過剰発現すると骨芽細胞分化は抑制され、また、同μRNAは骨芽細胞分化に必須の転写因子のタンパク発現を抑制することがわかった。一方、分化に伴い発現が低下するmiRNAの中には、骨芽細胞に過剰発現すると分化を促進するものも認められた。現在、それぞれのmiRNAの個体における生理作用を明らかにするため、当該miRNAを過剰発現するトランスジェニックマウスを作成中である。(2)骨細胞で発現するmiRNAを網羅的に解析するため、個体から骨細胞を単離同定すべく、骨細胞特異的に蛍光を発光するマウスを作成し、解析を行っている。このように当初計画通り、実験は順調に進行している。
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[Journal Article] Repair of large osteochondral defects in rabbits using porous hydroxyapatite/collagen (HAp/Col) and fibroblast growth factor-2 (FGF-2).2010
Author(s)
Maehara H, Sotome S, Yoshii T, Torigoe I, Kawasaki Y, Sugata Y, Yuasa M, Hirano M, Mochizuki N, Kikuchi M, Shinomiya K, OkawaA.
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Journal Title
Journal of orthopaedic research.
Volume: 28
Pages: 677-86
Peer Reviewed
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