2010 Fiscal Year Annual Research Report
新規水チャネルの脳における機能解析-脳浮腫発症機序の解明に向けて-
Project/Area Number |
21591983
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
祖父江 和哉 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90264738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 清文 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70212462)
杉浦 健之 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (20295611)
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Keywords | 水チャンネル / 中枢神経 / 発現調節 |
Research Abstract |
1. AQP9の発現調節機構の解明 AQP9の発現調節機構を解明し、人為的発現調節を今後可能とすることを目的に検討を行う。代表的な細胞内情報伝達系や転写因子の阻害薬を使用し、AQP発現調節に中心的な役割を果たす細胞内情報伝達系あるいは転写因子を見いだす。AQP9の発現は、p38 MAPKにより調節されている可能性を見出した。 2. 培養アストロサイトにおけるAQP9発現抑制系の作成(研究分担 浅井、祖父江) 培養アストロサイトにAQP9 mRNAを阻害するRNAiを遺伝子導入し、AQP9の発現を低下させた培養細胞株の構築を試みた。RNAiを設計し、効率よくノックダウンできる塩基配列を検討中である。 3. 培養アストロサイトにおけるAQP9過剰発現系の作成(研究分担 浅井、祖父江) AQP9の機能解析を後の実験で行うために、3.とは逆にAQP9を過剰発現したアストロサイト(Ast)の培養細胞株を構築するため、現在ベクターを作成中である。
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