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2009 Fiscal Year Annual Research Report

2型糖尿病ラットにおける腎虚血再灌流性急性腎障害での知覚神経活性化の役割

Research Project

Project/Area Number 21592017
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

工藤 享祐  Oita University, 医学部, 助教 (80336271)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野口 隆之  大分大学, 医学部, 教授 (90156183)
Keywords腎虚血再灌流 / TNF-α / 2型糖尿病 / CGRP / 知覚神経
Research Abstract

腎虚血再灌流は大血管手術、腎移植やショックに伴う急性腎不全の病態の重要な要因の一つである。しかし、この病態の生理学的機序は充分に解明されていない。さらに近年、この病態に陥る高齢患者が増加しており、予後は若年に比べ、悪い。
我々のこれまでの研究で、若年ラットの腎虚血再灌流後には、腎組織TNF-α産生亢進に伴う好中球集積、活性化好中球から放出されるエラスターゼなどによる血管内皮細胞傷害が惹起され、腎血管透過性亢進及び腎組織血流低下が生じる。
21年度予定していたGKラットでの虚血再灌流性急性腎障害モデルを完成させ、カプサイシンやその他の刺激が知覚神経バニロイド受容体を活性化することで放出されたCGRPが血管内皮細胞上のCGRP受容体に結合することでPGI2の産生を亢進するを想定し、これを、GKラットでの虚血再灌流性急性腎障害モデルで検討する予定であったが、モデル作成に時間がかかり、十分なサンプルがそろっていないため、21年度の実験計画を22年度の当初は引き続き行う必要がある。
アンチトロンビン(ATIII)が、虚血再灌流に抗凝固作用ではなく、CGRPの産生を亢進する結果、血管内皮細胞からのPGI2の産生を亢進させ、TNF-α産生亢進を抑制し、急性腎障害を軽減することを検討し、データ解析中である。
また、モデル作成に関しては、少しずつ安定してきているので、モデルの作成とサンプルの確保を最優先に実験を進めていく。年度の後半には各種サンプルの測定などを効率的に行い、初年度の遅れを取り戻す予定である。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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