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2009 Fiscal Year Annual Research Report

尿路上皮癌患者尿のモノクローナル抗体RM2へ反応する糖蛋白の解析と臨床意義

Research Project

Project/Area Number 21592051
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

松村 英理  University of the Ryukyus, 医学部附属病院, 助教 (30457676)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 町田 典子  国立大学法人琉球大学, 医学部, 助教 (70448588)
大城 吉則  国立大学法人琉球大学, 医学部, 准教授 (10233107)
齋藤 誠一  国立大学法人琉球大学, 医学部, 教授 (80235043)
Keywordsモノクローナル抗体RM2 / 尿路上皮癌 / 糖蛋白
Research Abstract

われわれは癌の糖鎖研究の過程で、糖鎖を認識するモノクローナル抗体RM2が前立腺癌由来の糖蛋白であるhaptoglobin-beta鎖に選択的に反応すること、RM2が認識するhaptoglobin-beta鎖は前立腺癌の新たな組織ならびに血清マーカーであることを報告した。近年、haptoglobin構成分子(alpha鎖やbeta鎖)は、汎腫瘍マーカーとしての可能性を有しているといわれている。したがって、癌由来のhaptoglobin-beta鎖に選択性のあるRM2を用いれば市販の抗体に比較して、より高い感度・特異度をもって外の癌の検出もできる可能性があると考えられたため、まずモノクローナル抗体RM2が反応する糖蛋白が、特に悪性度の高い尿路上皮癌を無症候性血尿で発見されるより前により早期癌の状態で発見する能力を有するか否かを調べることを目的に研究を計画した。H21年度の具体的な計画は、1)多数例の尿路上皮癌患者を対象として、モノクローナル抗体RM2による尿中糖蛋白の検出をウエスタンブロッティング法で行う。2)RM2による糖蛋白に対する陽性反応と各種臨床病理学的パラメーターとの関連を統計学的に解析する。3)RM2抗体に反応する糖蛋白の蛋白解析、糖鎖解析を行うとした。まず1)および2)については20症例の尿路上皮癌患者の尿を集めRM2によるウエスタンブロッティング法で調べたところ、悪性度(grade)の高い癌を有する患者ではわずか20μlのスポット尿で75kDa糖蛋白への反応が認められ、その反応の強さは悪性度に比例している可能性が高いことが分かった。今後さらに症例を増やし悪性度とRM2への反応性を統計学的に解析する予定である。3)については、RM2への反応が特に高かった尿を用いて現在、糖蛋白を解析中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 尿路上皮癌に関する新規臨床研究について2009

    • Author(s)
      松村英理
    • Organizer
      日本泌尿器科学会沖縄地方会
    • Place of Presentation
      沖縄, ホテルロイヤルオリオン
    • Year and Date
      2009-05-30

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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