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2010 Fiscal Year Annual Research Report

HIF1α及び2αの特異的結合蛋白による腎細胞癌の増殖能と治療感受性の変化の解析

Research Project

Project/Area Number 21592054
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

近藤 慶一  横浜市立大学, 市民総合医療センター, 准教授 (80363836)

KeywordsHIF / 結合蛋白 / 低酸素環境 / 腎細胞癌 / 治療感受性
Research Abstract

腎細胞癌株及び臨床検体ではHypoxia Inducible Factor (HIF)αサブユニット(1αおよび2α)の発現パターンが異なることが知られています。構造的には非常に近似しているサブユニットなのですが、どのような機能の相違を有しているのかは明確になっておりません。そこでこのテーマを検討するために、それぞれのサブユニットに対して特異的に結合する蛋白を検索することを目的として実験を行いました。
VHLが正常に発現されており、さらにHIF1α及びHIF2αの双方を低酸素環境で発現しうる腎細胞癌株としてACHN及びSN12Cの細胞株の抽出液からそれぞれのHIFαサブユニットに対する免疫沈降を行いました。HIFαと共沈降してきた蛋白をSDS-PAGEで分離し、銀染色を用いて発現量を比較しました。その結果コントロール抗体に対して発現の違いが見られるバンドが複数種検出されており、現在はこの結果を2次元電気泳動にかけて確認しております。またHIF1α及びHIF2αそれぞれを強制発現させた細胞株およびshRNAを用いて発現を抑制した細胞株からの抽出液を用いて、上記で検出されたバンドに再現性があるかも確認を進めております。
またこの研究テーマを決定した後に発表されたHIFαとmTORの相互関連についても、分子標的薬として実用化されている薬剤の標的として関連深いことから、上記の発現抑制細胞株を用いてmTOR経路にどのように影響が有るのかをウエスタンブロットで検討しております。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] HIF pathway and mTOR pathway ; How they influenced each other in RCC growth & progression?2010

    • Author(s)
      近藤慶一
    • Organizer
      第69回日本癌学会学術総会
    • Place of Presentation
      大阪
    • Year and Date
      2010-09-24

URL: 

Published: 2012-07-19  

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