2012 Fiscal Year Annual Research Report
超音波拍動性血流表示法によるヒト胎盤血管立体構築の解明
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21592106
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
小山 理恵 岩手医科大学, 医学部, 講師 (20291619)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 発生 / 分化 |
Research Abstract |
『研究目的』 NIH助成のもと、Harvard Medical School, Brigham and women’s Hospital The surgical Planning Laboratoryで開発されたopen soft wearである 3D Slicer soft wear (以下3D Slicer)と超音波Raw dataを組み合わせ立体画像として処理する。これによりヒト胎盤の発育過程を解明を試みた。この手法は従来の超音波血流画像とは異なる手法である超音波volume raw dataを3D Slicerに読み込み、胎盤内構造(胎盤内血管を含む)画像を再構築し定量解析するを可能とした。更に ヒト妊娠子宮の画像解析として胎盤のみならず、3D Slicerを用い胎児の臓器別画像segmentationを施行した。 『研究実施計画」対象:妊娠12週から20週の単胎正常妊婦とした。研究目的の趣旨を妊婦に伝え同意を得た後に3次元超音波画像集積を施行した。方法:1. 超音波画像はRaw dataを3D Slicerに読み込む際には患者情報を除去する。2.hreshold機能を用い胎盤内の漿液成分と組織構造を区別する。4. Thresholdを用いた後に3次元胎盤segmentation画像として描出される。5.胎盤内部を可視化するためパラメーターを設定した。7. 胎盤組織構造物の体積を計測するためlabel statistics機能を用いた。 次に 胎児頭蓋内に着目し胎児脈絡叢と小脳のsegmentation画像を構築するためGrow Cut segmentation機能を用いた。本研究で用いた画像処理はcellular automataアルゴリズムとModel MarkerはMarching Cube (MC) algorithm理論に基づく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1: 画像構築のフローチャートの作、 3方向2次元画面の一括表示と3次元胎盤segmentation画像の構築。 2: 各症例の胎盤体積計測の結果と 子宮壁と胎盤のGrow Cut Segegmentalion画像構築 3: 胎児脈絡叢と小脳の画像構築のフローチャートの作成と 胎児脈絡叢と小脳のGrow Cut segmentation画像。 上記項目につて達成した結果、画像解析の処理と構築理論について知識を得た。また、実際に超音波画像で得ることが出来ない画像情報を可視化することを可能とした。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年5月から平成25年5月までハーバード大学医学部にて画像解析技術を習得した知識を用い、これを胎盤画像解析に応用する。また、同大学と画像処理について知識交流を継続し、さらなる研究へ発展させる。
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Research Products
(2 results)