2009 Fiscal Year Annual Research Report
SOX4による子宮筋腫発育制御機構に及ぼすSPRMの作用機序の解明
| Project/Area Number |
21592133
|
|---|
| Research Institution | Kobe University |
|---|
Principal Investigator |
小原 範之 Kobe University, 医学部附属病院, 准教授 (70214210)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 茂樹 神戸大学, 医学部・研究科, 准教授 (70294212)
中林 幸士 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (80362789)
|
|---|
| Keywords | 子宮筋腫 / SOX4 / SPRM / 増殖 / アポトーシス |
|---|
| Research Abstract |
術前に子宮筋腫の患者に対して同意を取得した上で、開腹手術後に採取した子宮筋腫組織とその周囲の正常子宮平滑筋組織から各々組織を採取し、collagenase処理により細胞を各々分離した後、ステロイドホルモン無添加の状態でconfluentな状態になるまで両細胞を培養した。その後、ホルモン無添加の状態で両培養細胞におけるSOX4発現を検討したところ、培養子宮筋腫細胞におけるSOX4発現は培養正常子宮平滑筋細胞と比べで発現が増強している傾向が認められた。現在、培養子宮筋腫細胞にprogesterone添加、selective progesterone receptor modulator(SPRM)添加、およびprogesteroneとSPRMの同時添加を行い、培養子宮筋腫細胞と正常子宮平滑筋細胞におけるSOX4の発現に対する影響を検討しているところである。Prelimainaryな結果ではあるが、SPRMであるCDB-2914は培養子宮筋腫細胞においてSOX4の発現を増強する傾向がみられた。しかし、CDB-2914は正常子宮平滑筋細胞のSOX4発現に影響を与えていないように思われた。今後、さらなる研究を追加していく予定である。
|
