2013 Fiscal Year Annual Research Report
TGF-alphaトランスジェニックマウスを用いた子宮頸癌発生メカニズムの解明
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21592150
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Research Institution | National Hospital Organization Shikoku Cancer Center |
Principal Investigator |
白山 裕子 独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター), その他部局等, その他 (60397982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松元 隆 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (20346670)
杉田 敦郎 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (60179140)
井口 東郎 独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター), その他部局等, センター長 (90393438)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 子宮頸癌 / 動物モデル / トランスジェニックマウス / 腫瘍発生 / TGF-α |
Research Abstract |
子宮がん検診の普及により進行子宮頸癌の頻度は減少し,この40年間で粗死亡率は約1/3になったが,子宮頸癌は依然として婦人科悪性腫瘍の中でも最も頻度が高い疾患である。その病因としてHPV (human papilloma virus)の関与はすでに明らかとなり,子宮頸癌の約90%にHPV感染が認められる。しかし,HPV感染者のほとんどは癌を発生することはなく,またHPV16あるいはHPV16の転写産物であるE6/E7のトランスジェニックマウス(Tgマウス)においても病変は異形成にとどまり,浸潤癌は観察されない。そこで,HPV感染と同時に起こっているであろう発癌関連遺伝子の異常が近年重要と考えられている。また,現在のところ子宮頸癌の有用な動物モデルは存在せず,その開発が望まれている。 本研究ではTGF-αを過剰発現させたTgマウス(K14 TGF-α Tgマウス)における子宮頸癌発生頻度を解析,子宮頸癌組織におけるTGF-α関連分子の発現を正常マウス子宮頸部組織と比較することで、この動物モデルにおける子宮頸癌発生のメカニズムを解明することを目指している,また,これらの動物実験より得られたデータを基にしてヒト子宮頸癌症例におけるTGF-α関連分子を解析し,最終的にはヒトにおける子宮頸癌発生メカニズムを解明することを目標としている。 昨年度までに,K14 TGF-α Tgマウス(12ヶ月齢)における子宮頸部上皮内病変の発生を明らかにした。研究期間の最終年である本年度,同Tgマウス(12ヶ月齢)におけるcervical intraepithelial neoplasia 3(CIN3)の発生頻度が約40%(37.5%,6/16)であることを明らかにできた。現在も,cDNAアレイを用いて同子宮頸部病変の発生メカニズムの解析を継続して実施中である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)