2009 Fiscal Year Annual Research Report
鼻アレルギー発症機序における上皮細胞の新たな役割-T細胞、樹状細胞との相互作用
Project/Area Number |
21592181
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
RUBY Pawankar Nippon Medical School, 医学部, 准教授 (00287674)
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Keywords | 上皮細胞 / TSLP / 樹状細胞 / T細胞 |
Research Abstract |
アレルギー性鼻炎や喘息などのアレルギー疾患はT細胞や肥満細胞の活性化と気道粘膜上皮によTh2サイトカインの過剰産生、そして骨髄における炎症性の顆粒球、特に好酸球の過剰産生を特徴とする。 上皮細胞がThymic stromal lymphopoietin(TSLP)を産生し樹状細胞の活性化やTh2細胞の殖を強く支持する事から本研究において、我々はアレルギー炎症における上皮細胞の新たな役割をらかにするため、上皮細胞と樹状細胞の相互作用、2)上皮細胞とT細胞の相互作用を以下のように検討している。 アレルギー性鼻炎患者の鼻粘膜と非アレルギー性鼻炎鼻粘膜におけるThymic stromal lymphopoietin(TSLP)の発現を免疫染色にて検討しました。鼻茸における鼻粘膜において免疫染色にてTSLPの発現が認められた。さらにアレルギー性鼻炎患者の鼻粘においては非アレルギー性鼻炎鼻粘と比べTSLPの発現が多く認められた。また、鼻茸に比べてもアレルギー性鼻炎患者の鼻粘にTSLPの発現が多く認められた。TSLPの発現は上皮細胞と肥満細胞に認められた。上皮細胞にTSLPの発現が多かった。また、ダニ抗原の刺激による上皮細胞からのTSLP産生にについ検討している。
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Research Products
(3 results)