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2009 Fiscal Year Annual Research Report

酸化ストレスが落屑緑内障線維柱帯ならびに水晶体・虹彩上皮細胞に与える影響の検討

Research Project

Project/Area Number 21592240
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

森 和彦  Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 講師 (40252001)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 陽子  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (00433243)
上野 盛夫  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (40426531)
松田 彰  順天堂大学, 医学研究科, 准教授 (00312348)
Keywords落屑緑内障 / TGF-β / 酸化ストレス / 虹彩角素上皮細胞 / 線維柱帯細胞
Research Abstract

落屑緑内障は偽落屑物質が房水流出部に沈着するために眼圧が上昇し、点眼加療に抵抗を示す難治な緑内障である。偽落屑物質がどのように形成されるかはまだまだ不明な点が多い。今研究の目的は、TGF-β、特にβ3が酸化ストレスと呼応して偽落屑物質の形成に関与していることを示すことである。
前房構成組織細胞を初代培養にて増殖させ、得られた細胞において各種TGFβに反応して偽落屑物質構成因子が産生・蓄積するか否かを調べるようとするために、まず線維柱帯細胞の培養を試みている。現在までのところ一眼球からの線維柱帯細胞の培養は可能であるが、線維柱帯切除術より得られる長さ4mmの線維柱帯組織からの線維柱帯細胞の培養には成功していない。原因として得られる細胞量がかなり少ないためと考えている。平行して、線維柱帯切除術時に採取できる虹彩組織からの細胞の培養をすすめており、こちらは培養が可能である。ただ線維芽細胞が混入する場合あり、その場合はMACSにて除去する予定である。
次に得られている線維柱帯細胞を用いて、各種TGF-β添加時の反応をリアルタイムPCRにて検討し、適切な作用時間、濃度を調べている。
今後の研究に主体的に使用する細胞には各種緑内障眼より培養可能である虹彩色素上皮細胞を考えており、これは虹彩は落屑物質の生成に主に関わっていると考えられているため、妥当なところと思われる。引き続き細胞の活性酸素を測定する系を確立し、酸化ストレスとTGF-βの相互作用の観点から偽落屑物質形成の謎を解明していきたい。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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