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2011 Fiscal Year Annual Research Report

マウスの唾液腺幹細胞の分離

Research Project

Project/Area Number 21592323
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

小川 裕三  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (10135725)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 淳  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 講師 (70335660)
村上 秀明  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (00263301)
Keywords唾液腺 / 幹細胞 / マウス / 免疫組織化学 / 細胞培養
Research Abstract

発生中あるいは再生中の組織をbromodeoxyuridine (BrdU)でラベルした場合、長期間経過した後もBrdUでラベルされている細胞((BrdULRC))が存在する。このような細胞のうち未分化なものは組織幹細胞で、ラットの顎下腺では腺房/導管細胞マーカーであるkeratin18と筋上皮細胞マーカーであるα-smooth muscle actin (αSMA)が共に陰性の未分化なBrdULRCが介在部導管と排出導管に存在する。同様の細胞はマウスの顎下腺の介在部導管にも存在し、腺房細胞マーカーであるaquaporin5と筋上皮細胞マーカーであるαSMAが共に陰性であることを示してきた。そこでこの細胞の既知の幹細胞マーカーの発現を未固定・凍結標本を用いた免疫組織化学で調べたところCD29、CD49f、CD117は陽性であるがCD44、CD133、Sca-1、Misashi-1は陰性であった。陽性マーカーのうちCD29とCD49fは唾液腺細胞の殆ど全てが発現するのに対し、CD117は介在部導管に比較的選択的に発現されていた。つぎにCD117をマーカーとしてマウスの顎下腺から細胞を分離して血清不含培地内での浮遊培養を行った。すなわち(1)全細胞、(2)成熟造血細胞(Lineage^<pos>細胞)、(3)Lineage^<neg>CD117^<pos>細胞、(4)lineage^<neg>CD117^<neg>細胞の4つの細胞集団に分けて培養したところ、(1)の細胞集団のみが幹細胞の特徴である球状の細胞塊salisphereを形成した。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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