2011 Fiscal Year Annual Research Report
ブルートゥース及び無線USB規格伝送による補綴治療時歯科医師姿勢の遠隔連続測定
Project/Area Number |
21592444
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小林 博 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (00225533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 好秋 新潟大学, 企画戦略本部, 教授 (80115089)
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Keywords | 頭部運動 / ブルートゥース / 歯科治療 / 姿勢 |
Research Abstract |
小型軽量ブルートゥースシステムを用いて,歯科治療中の術者の姿勢を計測した.その結果,計測時間,計測距離,計測精度に関して,十分歯科治療時の計測に使用できる性能があることを確認した.また,比較的無拘束で術者の治療を妨げない計測法であるとこを確認した.さらに,歯科治療時の姿勢とデスクワーク時の姿勢を比較した.その相違を頭部の傾斜の累積時間分布を分析することにより判定できることを検証しした.この結果から,デスクワーク時に比較して歯科治療時には広範囲に頭部を動かすこと,特に前傾姿勢になりがちであることが判明した.その特徴的な姿勢に関して,ビデオカメラで作業を同時撮影することにより,作業と加速度計計測データの対応関係を調べ,作業の種類(治療の種類)の特徴がどう姿勢データに表れるかを検討した。 歯科医師の作業の種類として、義歯調整(口腔外における作業が多い)と上顎支台歯形成を選択して比較した結果,支台歯形成時には頭部傾斜が大きくなり,予想通りの結果と成ったが、作業時間全体の平均としては差が少なかった.これは,頭を大きく傾ける時間が延べ時間で少なく,時々出現することを示している.頭位の二次元散布図表記を観察すると,45度付近に原点から離れた点が多く見られる.つまり,頭を傾けた位置で前屈する動作が特徴的に見られた. しかし,個人差も大きく定量的に結論づけるには,被験者の数を増やすことと,作業をさらに詳細な手順に分解して絞り込む必要があることが分かった. さらに,3軸加速度センサーを用いて、頭部と体幹の2測定点のデータを座標変換して相対的な位置関係を算出する事が将来的な展望である。また、この加速度計による計側システムを振動伝達の計測系として応用する可能性を確認した.
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Research Products
(2 results)