2009 Fiscal Year Annual Research Report
バイオメカニクス特性解析に基づいた義歯設計最適化システムの開発
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21592470
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| Research Institution | Showa University |
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Principal Investigator |
下平 修 Showa University, 歯学部, 講師 (30235684)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 聰 昭和大学, 歯学部, 助教 (50384334)
石原 広 昭和大学, 歯学部, 助教 (30514864)
佐藤 裕二 昭和大学, 歯学部, 教授 (70187251)
北川 昇 昭和大学, 歯学部, 准教授 (80177831)
七田 俊晴 昭和大学, 歯学部, 助教 (70307057)
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| Keywords | 義歯支持能力 / バイオメカニクス特性 / 顎堤粘膜 |
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| Research Abstract |
I. 目的:有床義歯補綴治療のための適切な診断を行う上で,義歯支持粘膜のバイオメカニクス特性の評価は重要である.当教室では義歯支持粘膜のバイオメカニクス特性を,粘膜の厚さの計測に超音波厚さ計,弾性率の計測に触覚センサーを使用し,それぞれ計測値を算出し,厚さと固さの両者の関連を明らかにすることを研究してきた.しかし,厚さと弾性を別々に測定することは操作が煩雑で臨床応用が難しく,加えて義歯支持粘膜の粘弾性的性質を評価できない.そこで,義歯支持粘膜の粘弾性的特性を評価するために,測定荷重量と厚さを同時に計測する新システムを開発した.本年度は,その有用性について検討した.
II. 方法:超音波厚さ計(25DL・PLUSⓇ,日本パナメトリクス)の探触子の柄にひずみゲージを貼付し,厚さと測定荷重量の同時計測を行った.計測条件は最大荷重量3.ON,測定時間約9秒,15秒とした.計測対象は,擬似粘膜として想定した厚さ3mmの軟質裏装材(ソフリライナーⓇ,トクヤマデンタル)と有歯顎者の口蓋粘膜である.
III. 結果:擬似粘膜に最大荷重を加えたときの厚さの変化量から弾性率3.31MPaをもとめた。測定時間9秒,15秒にて弾性率を比較した結果,時間による差はないことが示された.同条件にて,口蓋粘膜に荷重を加えたところ弾性率を算出可能であった.
IV. 結論:以上から,探触子にひずみゲージを貼付し,測定荷重量と厚さの同時計測を行なうことで,口腔粘膜の粘弾的特性を評価できる可能性が示唆された.
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Research Products
(2 results)
