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2009 Fiscal Year Annual Research Report

放射線療法を受けた顎骨組織のインプラント補綴による力学的反応

Research Project

Project/Area Number 21592497
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

友竹 偉則  The University of Tokushima, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (70263853)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長尾 大輔  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (90432749)
内藤 禎人  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (20509773)
Keywords歯学 / インプラント補綴 / 放射線障害 / 骨芽細胞様細胞 / 持続的圧縮力
Research Abstract

本研究は、放射線照射を受けたインプラント支持組織への力学的負荷の影響を検討することを目的としている。一定範囲の荷重量と時間の条件下で圧縮力を加えて、最適放射線照射により影響を受けるマウス骨芽細胞様細胞株(MC3T3-E1)の遺伝子について、照射前・後の細胞から抽出したRNAを用いて、マイクロアレイ法にてDNA修復、細胞周期、アポトーシスなどに関与する遺伝子発現状態を網羅的に検討する。メカニカルストレスを付与する方法には、我々が構築した骨芽細胞様細胞にガラスシリンダーを用いて直接細胞に持続的圧縮力を加える実験系を用いる。
実験条件の設定の検索として、最適放射線量の測定と付与するメカニカルストレスの量を測定した。MC3T3-E1細胞に臨床上に用いられる0~800cGyの放射線を照射、照射後9日間の細胞増殖曲線を作成して、生育能への影響が最小の強度を最適放射線量として算出した。また、MC3T3-E1を6well dishに培養し、0~294Paの荷重を6~48時間の条件で、生育能への影響が最小の強度を実験に用いるに適した量のメカニカルストレスをこれまでに求めた。
今後、求めた最適放射線を照射した細胞群と照射していないコントロール群に、設定したメカニカルストレスを負荷して、マイクロアレイ法により発現誘導される遺伝子を検討し、発現誘導された遺伝子がどのような役割を果たしているのか、またどのようなシグナル伝達系で誘導されるのかを検討していく。さらに、以前の研究でメカニカルストレスを加えた際に誘導されたHSP25(heat shock protein 25)が放射線照射した細胞に対しても発現が誘導されるかどうかも合わせて検討していく予定である。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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