2009 Fiscal Year Annual Research Report
包括的な顎顔面形態および顎口腔機能の統合的解析システムの開発
Project/Area Number |
21592577
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
白土 雄司 Kyushu University, 歯学研究院, 准教授 (60117132)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 多津子 九州大学, 大学病院, 講師 (60294956)
徳森 謙二 九州大学, 歯学研究院, 准助教 (40253463)
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Keywords | 顎変形症 / 顎顔面形態 / 顎口腔機能 / 解析システム / 鼻咽頭気道 / 咀嚼筋 / 下顎頭 / 関節腔隙 |
Research Abstract |
本研究の目的は顎顔面形態を三次元的に分析・診断できるシステムを構築することである。これに下顎頭の形熊と関節腔隙の三次元解析を加えることで顎顔面骨格と顎関節の形態の関係を明らかにすることである。さらにCTより立体構築した鼻咽頭気道形態画像を用いて有限要素解析による上気道通気障害を評価することができるシステムを構築することである。 解析結果により顎顔面骨格、咀嚼筋、口蓋、気道の三次元標準テータベースを構築し、標準形態を提示することで形態異常のある患者(顎変形症患者)から得られた値と標準形の顎顔面形態を比較することで患者の顎顔面形態の異常を正確に把握することができるものと思われる。これにより、より正確な診断と治療計画を立案できるものと思われる。また、顎矯正手術が顎関節や咀嚼筋、気道形態に与える影響を詳細に把握することで下顎の移動にともなう変化を正確にとらえることでエビテンスを治療者側にも治療を受ける患者にも正確に提示され、安全で確実な治療につながるものと思われる。現在、症例を増やしつつ、検討中である。
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[Journal Article]2009
Author(s)
白土雄司(分担執筆)
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Journal Title
看護のための最新医学講座23;歯科口腔系疾患;変形症(第2版)(中山書店)
Pages: 66-83
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