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2011 Fiscal Year Annual Research Report

アメロジェニンの骨形成に関与する新規受容体の特定

Research Project

Project/Area Number 21592605
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

小西 郁理  長崎大学, 大学病院, 客員研究員 (00572380)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 星野 倫範  長崎大学, 長崎大学病院, 講師 (00359960)
西口 美由季  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (10253676)
日高 聖  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (10389421)
藤原 卓  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00228975)
佐藤 恭子  長崎大学, 長崎大学病院, 助教 (70404499)
Keywordsアメロジェニン / 骨芽細胞 / 骨形成 / 受容体
Research Abstract

骨芽細胞にアメロジェニンを添加する事により活性化される転写因子をPanomics社のProtein/DNA Arraysを用いてスクリーニングを行った。その結果、シグナルの増加が認められた転写因子は23種類あった。そこでこの結果のデータマイニングを行い、骨芽細胞内でのシグナリングパスウェイを検討した。その結果、TGF-βとβ-catenin経路がアメロジェニンによる骨芽細胞内シグナルの候補パスウェイをとして考えられたので本年度はこれらのシグナリングパスウェイについて検討した。
まず、第一の候補であるTGF-βは細胞表面にあるTGFレセプターI,IIを受容体として細胞内でSmad2/3を介してシグナルを伝達することが分かっている。そこで骨芽細胞にアメロジェニンを添加し、smad2/3のリン酸化を検討した。しかし、5分-30分反応させてもSmadのリン酸化に影響が見られなかった。このことからアメロジェニンによる骨芽細胞へのシグナルはTGFレセプターを介していないことが明らかとなった。
次の候補であるβ-cateninシグナリングについても検討を行った。先ほどと同様に骨芽細胞にアメロジェニンを添加し、総β-cateninとリン酸化β-catenin量を測定したところ、リン酸化β-catenin量は一定であったが、総β-catenin量の上昇が認められた。このことからアメロジェニンによりβ-cateninが活性化していることが示唆された。
β-cateninの上流としてWntシグナルが最もよく知られている。WntファミリーはレセプターであるFrizzledファミリーと結合し、ヒト骨芽細胞ではFrizzled2,3,4,6が発現している事も知られている。このことからもアメロジェニンはFrizzledを介して骨芽細胞にシグナルを伝達している可能性が示唆された。

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Published: 2013-06-26  

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