2011 Fiscal Year Annual Research Report
低出力超音波パルスによる歯科矯正用チタンミニスクリューの骨内安定化効果について
Project/Area Number |
21592613
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
本吉 満 日本大学, 歯学部, 准教授 (40246913)
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Keywords | 低出力超音波パルス / ミニインプラント / 固定源 / 新生骨 / インプラントアンカー |
Research Abstract |
チタンミニスクリュー(以下、ミニスクリュー)埋入部にLIPUSを照射することで、ミニスクリュー周囲の骨形成を促進し、ミニスクリューの骨内安定性を向上させることを目的として研究を行った。 6週齢の雄性SDラット7匹の左右脛骨の膝関節から10mm尾側に1.0mm径のドリルにて埋入孔を形成後、ミニスクリュー(直径=1.4mm,長さ=4.0mm)を骨面に対して垂直に埋入し、皮膚を縫合した。右足に、埋入直後より7日間、15分/日、皮膚上からLIPUS用ゲルを介して、外側一方向から、ミニスクリュー長軸に対し垂直方向より、LIPUS(3MHz、240mw;BRソニックpro,(株)伊藤超短波)を照射した。左足はcontrol側としてLIPUS照射はしなかった。埋入より14日後、全てのラットを屠殺し脛骨を切り出し、ペリオテストにてミニスクリューの動揺度を計測した。また、通法に従いミニスクリューを含む脛骨の研磨標本(前頭断面)を作製後、走査型電子顕微鏡にて骨とミニスクリューの接触率を測定した。 動揺度は、LIPUS照射群がcontrol群に比べて有意に小さかった(LIPUS群=10.2±2.50、control群=16.0±2.48)。また骨とミニスクリューの接触率については、LIPUS照射群はcontrol群に比べて有意に高かった(LIPUS群=72.9±10.20%、control群=52.3±9.04%)。LIPUS照射群ではミニスクリュー周囲の骨形成が促進され接触率が増加したことにより、ミニスクリューの動揺が減少したと考えられる。 以上より、ミニスクリュー埋入後、一定期間連続してLIPUSを照射することで、ミニスクリューの骨内安定性向上が得られることが示唆された。
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