2012 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャル・キャピタルと口腔の健康要因に関する研究
Project/Area Number |
21592672
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
森田 一三 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (50301635)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 人間関係資本 / 社会環境要因 / 口腔の健康 |
Research Abstract |
ソーシャル・キャピタルと口腔の健康要因に関する研究では、総務省が発表した平成18年社会生活基本調査から、ソーシャル・キャピタルの指標として用いることの出来る、趣味・娯楽、スポーツ、ボランティア活動・社会参加活動、交際・付き合いの都道府県別行動者率、実施時間のデータを得た。また、1歳6か月児、3歳児のう蝕罹患状況について厚生労働省のデータより得て、5歳児、12歳児のう蝕罹患状況を文部科学省のデータより得て、これらの関連を分析した。その結果、趣味・娯楽、ボランティア活動・社会参加活動の参加率、平均参加時間が長い、活動が活発な県ではう蝕の罹患が低い傾向がみられた。これらの結果について、論文の執筆を進めている。また、研究協力者であるロンドン大学のSheiham教授から、社会的な要因のみでなく生活習慣や疾病相互の関連性などの要因についても検討を加える必要性が指摘されたことを受けて、疾病間の関連性についての探索を行った。その結果については国際誌へ掲載に引き続き国内雑誌への投稿を行い広く周知をはかった。第53回日本歯科医療管理学会では、インターネットによる調査のデータについても分析を進め、その一部について報告を行った。インターネット調査の結果として近所との付き合いのある者や付き合いのある人数の多い人は口腔の健康状態を示す得点が高かった。また、スポーツや趣味娯楽の活動をしている者は口腔の健康状態を示す得点が高かく、日常生活の問題や心配事の解決に、近所の人々や親せきが頼りになると考える人も口腔の健康状態を示す得点が高かい結果となった。このように、ソーシャルキャピタルと口腔の健康の間には関連が見られ、ソーシャルキャピタルは口腔の健康とも関連することが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)