2009 Fiscal Year Annual Research Report
看護管理者のリーダーシッププログラムの開発と評価-価値観の多様化への対応
Project/Area Number |
21592684
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
手島 恵 Chiba University, 大学院・看護学研究科, 教授 (50197779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永野 みどり 国立大学法人千葉大学, 大学院・看護学研究科, 准教授 (40256376)
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Keywords | 看護管理 / 価値観の多様化 / リーダーシップ / 継続教育 |
Research Abstract |
本研究は、多様化した日本の看護職の価値観を明らかにするとともに、日本の看護職の新世代の価値観を反映した看護管理者のリーダーシップ能力開発プログラムを検討し、試行し評価することを目的としている。 急速な社会状況の変化により、日本人の価値観の多様性は、ますます広がっている。そのため、多様な年齢、教育背景、経験で構成される病院の看護師を管理する立場にある看護管理者は、次世代を担うスタッフを管理するにあたり、様々な課題に直面している。組織に忠誠心を持ち、高い規範意識を持っている世代と、自己のキャリア形成を中心とした職業意識を持つ世代との間には、大きな価値観の溝があり、それらが原因となって引き起こされる職場での様々な問題は、離職や勤労意欲の低下につながる可能性がある。 平成21年度は、このように多様化した価値観を明らかにするための調査票を検討するために、多様な価値観を背景として発展してきた米国で報告された文献を中心に検討し、調査項目を明らかにして調査票を作成した。 これと並行して、韓国の釜山とソウルの病院を訪問し、看護管理者のリーダーシップ能力開発についての先駆的な取組みを調査した。儒教による規範意識が広く浸透していた韓国でも、近年は若い世代の価値観の多様化が進んでいる。病院の合併が進み、1000~3000床規模の韓国の大規模病院では、看護職員の定着を促し、動機づけるために、看護管理者が創造的な取組みを行うとともに、適切なリーダーシップを発揮していることが明らかになった。
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