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2010 Fiscal Year Annual Research Report

看護管理者のリーダーシッププログラムの開発と評価-価値観の多様化への対応

Research Project

Project/Area Number 21592684
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

手島 恵  千葉大学, 大学院・看護学研究科, 教授 (50197779)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永野 みどり  東京慈恵会医科大学, 医学部・看護学科, 教授 (40256376)
Keywords看護管理 / 価値の多様化 / リーダーシップ / 継続教育
Research Abstract

本研究は、多様化した日本の看護職の価値観を明らかにするとともに、日本の看護職の新世代の価値観を反映した看護管理者のリーダーシップ能力開発プログラム等の看護継続教育に貢献することを目的としている。
急速な社会況の変化により日本人の価値観の多様性は、ますます広がっている。そのため、多様な年齢、教育背景、経験で構成される病院の看護師を管理する立場にある看講管理者は、次世代を担うスタッフを管理するにあたり、様々な課題に直面している。組織に忠誠心を持ち、高い規範意識を持っている世代と、自己のキャリア形成を中心とした職業意識を持つ世代との間には、大きな価値観の溝があり、それらが原因となって引き起こされる職場での様々な問題は、離職や勤労意欲の低下につながる可能性があることが文献検討で明らかになった。
平成22年度は、平成21年度の後半から検討していた調査票をさらに精錬させるため、研究費を繰越し、平成23年度に多様化した価値観を明らかにするための調査を実施した。
調査は、協力の得られた2か所の地域の離れた特定機能病院で実施した。調査は、某礎情報、看護者に求める価値観にかかわる項目55項目、経験や価値に関する質問44項目からなる調査票を作成し用いた。合計1397名の看護職員に調査票を配布し、754名(回収率:54%)から回答があり,データー不備があった調査票を除外した668名の回答(有効回答率48%)を分析の対象とした。
看護管理者に求められる価値観の因子を「団塊・しらけ世代」「バブル世代」「氷河期世代」「ゆとり世代」の世代別に分析したところ、世代間で統計的に有意な差がみとめられたのは、態度、合理性と公平性のみであった(p<.05,Kruskal-Wallis検定)。これは、価値観の多様性は世代間であることが前提に示しているこれまでの文献の見解と異なるもので、看護職に特有の結果かどうかは今後さらなる検討を要する。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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