2012 Fiscal Year Annual Research Report
市民のウエルネスと継続参加を目的とした模擬患者バーデン尺度と教育実践ガイドの開発
Project/Area Number |
21592690
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
會田 信子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80291863)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 模擬患者 / 尺度開発 / ストレス / 保健医療職 / 教育 / 市民 / ソーシャルサポート / 満足度 |
Research Abstract |
実践的医療者教育において、重要な役割を担う市民模擬患者(以下、SP)のストレス状態を包括的に測定する模擬患者用ストレス調査票(以下、SPSSQ;仮称)の暫定版質問紙(H23年度作成)の信頼性・妥当性の検証を行った。 対象は、東日本大震災被害地域を除く58団体のうち調査協力に同意が得られた42団体(72.4%)のSP672名で、分析対象は、一定条件を満たした401名であった(回収率68.2%、有効回答率87.6%)。方法は、無記名質問紙による郵送法で実施し、分析はIBM SPSS Statistics Ver21とAmos Ver21を用いた(有意水準5%)。 ストレッサーは、6因子構造からなる43項目(バリマックス回転)が抽出され、信頼性α係数0.926、累積寄与率48.14%、SRS-18(鈴木ら,1997)との相関係数0.20~0.40(p<0.0001)、適合度指数はχ2=915.684、df=405、p<0.0001、GFI=0.873、AGFI=0.845、RMSEA=0.058、AIC=892.000であった。ストレス反応(プロマックス回転)は、3因子17項目が抽出され(情緒的消耗感、抑うつ・怒り、疲労感と命名)、α係数0.844、累積寄与率42.99%、因子相関行列0.295~0.567(p<0.0001)、SRS-18との相関係数0.40~0.85(p<0.0001)、適合度指数χ2=418.784、df=116、p<0.0001、GFI=0.903、AGFI=0.868、RMSEA=0.071、AIC=306.784であった。同様の統計解析で、満足度(2項目)とソーシャルサポート(3因子9項目;教育担当者、SP関係者、家族・友人と命名)の信頼性・妥当性を確認した。 以上の結果より、モデルの適合度に若干の課題はあるものの、SPSSQの適用可能性が確認された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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