2009 Fiscal Year Annual Research Report
誤嚥を予防する食事時のポジショニングに関する教育モデルの構築
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21592733
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Research Institution | The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing |
Principal Investigator |
迫田 綾子 The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing, 看護学部, 教授 (70341237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松原 みゆき 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 准教授 (70330701)
原田 裕子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教 (20446066)
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Keywords | 誤嚥 / 食事 / ポジショニング / 肺炎予防 / 教育モデル |
Research Abstract |
本研究の目的は、摂食・嚥下障害のある高齢者の食事時のポジショニングを検証し、誤嚥を予防するための食事支援教育モデルを構築することである。21年度の研究計画は、(1)摂食・嚥下障害及びポジショニングに関する文献検討、(2)プログラム作成の事前調査として、看護師の食事介助時のポジショニング行動の現状把握、(3)食事介助場面のビデオ撮影、(4)看護師への事前教育的介入を実施することであった。21年の研究実績は以下の通りである。 (1)文献検討は、食事介助時のポジショニングについて国内文献を収集し、それを基に調査票を作成した。(2)看護師の食事介助時のポジショニング行動の現状把握は、40項目の質問票を作成し、A市内総合病院で摂食・嚥下障害患者の入院する3病棟の看護師65名の看護師を対象として実施した。集計は22年度の予定である。(3)食事介助場面のビデオ撮影は、誤嚥性肺炎やリスク状態のある11名について、対象者の承諾を得てビデオに集録した。撮影は、手順を決めてポジショニングの分析可能なフローとした。(4)事前教育的介入は、3月に研究施設看護師等32名を対象として、摂食・嚥下障害リハ専門職による「安全な食事援助のためのポジショニング」の講義と演習を実施した。次年度は実施した調査について分析し、教育プログラムの方向性を検討する予定である。
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Research Products
(2 results)