2012 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病チーム医療を推進する看護師のスキルアップ戦略
Project/Area Number |
21592746
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
多崎 恵子 金沢大学, 保健学系, 助教 (70345635)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲垣 美智子 金沢大学, 保健学系, 教授 (40115209)
八木 邦公 金沢大学, 大学病院, 助教 (30293343)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 糖尿病 / チーム医療 / 看護師 / 指標 |
Research Abstract |
本年度は「糖尿病チーム医療を促進する看護師の実践指標」を完成させることを目標に取り組んだ。作成した実践指標原案26項目について、糖尿病看護認定看護師303名を対象に、各項目に対する同意の程度について,「同意できる」「ほぼ同意できる」「どちらともいえない」「あまり同意できない」「同意できない」の5評定尺度にて回答を求めた。また,理解しにくい表現,ほかに加えるとよい内容等の意見について,自由記載での回答を求めた。データ分析はLynnの内容妥当性の定量化の方法(Lynm,1986)を参考に,content validity index(CVI)を求めた。指標全体としての妥当性(以下Scale CVI),項目ごとの妥当性(以下Item CVI)はいずれも0.90以上とした。さらに,理解しにくい表現やほかに加えるとよい内容等の意見については内容を整理し,各項目の表現について研究者間で討議した。 その結果,158名より回答を得た(回収率52.1%)。Item CVI 0.90以上は24項目,0.90未満は2項目(0.89,0.74各1項目),26項目全体のScale CVIは0.96±0.05であった。〔⑤生活に重きを置きがちな自分の姿勢をかえりみ,生命に重きを置く医師の意見を求めるようにする〕は0.74と低いため削除した。〔⑦治療のリーダーである医師に,看護師である自身の力量を認めてもらえる工夫をしスキルアップにつとめる〕はItem CVI 0.89と本研究で定めた妥当性の基準Item CVI 0.90にはわずかに至らなかったが,先行文献の基準Item CVI 0.78を上回っていたため採択し修正を加えた。最終的に25項目からなる実践指標が完成した。 本実践指標は看護師が患者の視点に立った糖尿病チーム医療を意図的に促進するための指標として,今後の臨床での適用が期待される。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|