2009 Fiscal Year Annual Research Report
在宅型心臓リハビリテーションを促進するWEBコンテンツの作成と評価
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21592764
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
常盤 文枝 Saitama Prefectural University, 保健医療福祉学部, 講師 (00291740)
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Keywords | 心臓リハビリテーション / WEBコンテンツ |
Research Abstract |
本研究の目的は、心疾患をもつ成人の退院後のセルフマネジメントを促進するため、身体的側面のみならず、多角的効果が期待される在宅型心臓リハビリテーションを、Webコンテンツを用いて運用しその評価を行うことである。 (1) 平成21年度は、包括的心臓リハビリテーション実施状況に関する調査を実施した。調査は、A県内で循環器(心臓)内科および心臓外科を有する総合病院または循環器専門病院施設(平成21年1月現在)を対象に、郵送調査を実施した。質問紙の内容は、急性期、回復期、維持期の心臓リハの実施状況・心臓リハに関わる職種と業務内容・心臓リハ指導士の認定を受けている職種・現在行っている心臓リハの問題点に関して、多項選択を中心とした回答形式の質問紙とした。また、これ以外の循環器科、心臓外科を標榜している埼玉県内の医療施設を対象に、心リハ実施状況、心リハに関する要望などを、同じく質問紙を用いて郵送調査を実施した。現在調査を続行中、平成22年度内に結果を総括する。 (2) 心リハが退院後も必要と考えられる心筋梗塞、狭心症、慢性心不全患者を対象にした心リハに関するヒアリングを実施した。まだ調査協力者が少ないため、今後協力者の募集と調査を継続する。質問内容は、心リハに関する認識、退院後の運動、栄養等の日常生活状況、医療者や同病者に相談したい事項、再入院や手術などの心疾患に関連するイベントの有無、およびインターネットの利用状況に関する質問項目による非構成的面接法を用いる予定である。
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