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2009 Fiscal Year Annual Research Report

がん体験者・家族の「生活習慣立て直し対話の会」支援モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 21592783
Research InstitutionMusashino University

Principal Investigator

遠藤 恵美子  Musashino University, 看護学部, 教授 (50185154)

Keywordsがん / 生活習慣 / がん体験者・家族 / 支援モデル / マーガレット・ニューマン
Research Abstract

目的は、がん体験者らと看護職者らがパートナーを組み、がんの再発・進行を食い止め、上手に生きることをめざして自らを語る、他者の話を聴くという"対話の会"を継続的に開催し、生活習慣立て直しの自己決定を支援するモデル開発とその活用上の指針作成である。
最初のフィールドは、二俣川周辺であった。インターネットでの募集で、1日目から希望者数が超過したため、先着6名とした。プログラムは、自分の現在の生活習慣のパターンを捉える対話と、どのように生活習慣を改めていくかその知識を伝えることめざした「がんと生活習慣と免疫」、「食事」、「運動」、「保温」、「人間関係・心の持ち方」の6回シリーズとした。参加者らは、がんが自分の今までの生活習慣にゆがみがあることのサインであるということを受け入れるまでに時間がかかったが、最後の「心の持ち方」の対話の会で、自分の心の持ち方がストレスの原因になっていることに気づき、変容を現した。3ヶ月目の面談においても、その変容は継続しており、心を豊かにしてゆとりがある生活を続けようと努力していた。プログラムに参加したことを意義深い体験であったと評価した。
2回目は武蔵野周辺であった。コミュニティーセンターを通して宣伝を試みたが参加者の集まりが遅く、予定した開始時期を逸した。そのため5回シリーズに短縮し、病院などを通して募集を行い、多くの申込者があった。参加者を8名とした。生活習慣の立て直しに踏み出すことは最初のグループと同様に遅く、「心の持ち方」の会になって大きく変化が現れた。
以上から、(1)がん体験者の中に、このようなプログラムへのニーズは高い、(2)知識を伝授する方向に進めると、知識として受け止めるだけで、生活にその知識を取り込むことが弱い、(3)自分の生活習慣を立て直そうという気持ちが育つまで根気よく継続する、(4)プログラムでは、「自分の心の持ち方」が要となる、がわかった。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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