2009 Fiscal Year Annual Research Report
発達障害の幼児を育てる家族への予防的育児支援プログラムの介入効果の検証
Project/Area Number |
21592801
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
浅野 みどり Nagoya University, 医学部, 教授 (30257604)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門間 晶子 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (20224561)
吉田 久美子 名古屋大学, 医学部, 准教授 (40259388)
新家 一輝 名古屋大学, 医学部, 助教 (90547564)
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Keywords | 発達障害 / 家族機能 / QOL / 育児支援 / 対話 / ライフスキル |
Research Abstract |
研究目的は、予防的育児支援対策として"広汎性発達障害(PDD)の幼児を養育する母親"を対象に開発し、試験的介入研究を行ってきた"すきっぷ・ママクラス"育児ライフスキル促進プログラムを研修会を通じて地域に頒布し、介入効果を明らかにすることである。プログラム頒布に向けて、平成21年度は以下のことを行った。 1.育児ライフスキル促進プログラム研修会テキスト作成 基本的なプログラム構成は、(導入)ストレス発散→共感→強みの気づき→問題点の共有→優先的な目標の選択(意思決定)→みんなで解決のヒントをみつける→ライフスキルの習得(ゴール)である。各セッションに身体面の爽快感(リフレッシュ効果)、精神面の癒しを意図した介入を取り入れ、研究協力者を交え学習・検討会議を毎月実施し、強化をはかりながらプログラムの標準テキストを作成した。試験的介入結果のデータを基に各測定尺度の評価を行い、QOL尺度の改訂について検討した。 2.試験的介入研究の成果発表および情報収集 第9回国際家族看護学会(アイスランド)および第19回日本小児看護学会(札幌),第16回日本家族看護学会(高山)で成果発表を行い、情報収集および意見交換を行った。 3.育児ライフスキル促進プログラム研修会の広報活動およびサポーター候補者養成 a.育児ライフスキル促進プログラム研究会ホームページを開設した。 b.研修会に先立ち、広報およびプログラム実施協力を担うサポーター養成に向け、平成21年11月19日に『キックオフ研修会』を実施した(本学大講義室)。参加者は、保健師・療育/育児支援スタッフ・"すきっぷ・ママクラス"修了生などで、関東・北海道地区を含め広域からの64名であった。終了後アンケートの結果、参加者の多くが本プログラムに関心をもち、今後の研修会参加を希望していた。
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Research Products
(2 results)