2010 Fiscal Year Annual Research Report
発達障害の幼児を育てる家族への予防的育児支援プログラムの介入効果の検証
Project/Area Number |
21592801
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
浅野 みどり 名古屋大学, 医学部・保健学科, 教授 (30257604)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門間 晶子 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (20224561)
吉田 久美子 名古屋大学, 医学部, 准教授 (40259388)
新家 一輝 名古屋大学, 医学部, 助教 (90547564)
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Keywords | 発達障害 / 家族機能 / QOL / 育児支援 / ライフスキル / 対話 |
Research Abstract |
研究目的は、予防的育児支援対策として"広汎性発達障害(PDD)の幼児を養育する母親"を対象に開発し、試験的介入研究を行ってきた"すきっぷ・ママクラス"育児ライフスキル促進プログラムを研修会を通じて可能な限り地域に紹介し、プログラム活用による介入効果を明らかにすることである。すきっぷ・ママプログラムの頒布を目的として平成22年度は以下の活動を行った。 1.プログラムの講習会の開催平成22年10月~11月に3回シリーズで、プログラムのねらいおよび実施方法について講習会を開催した。参加者は12名で、地域の保健師、子育て支援者、発達支援センター職員、発達障害の自助グループスタッフ等であった。 参加者の反応は良好であったが、実際に自らの機関の事業やグループ活動での開催には至らなかった。プログラムを学ぶという受け身的な参加が中心であった。 2.すきっぷ・ママクラスプログラムの開催 参加希望者は多く、学内および通園の送迎の問題から「近くで開催してほしい」との要請に応じて、4グループについては全6回シリーズを全4回に凝縮し、スタッフがS市内へ出向いて出張開催を実施した。 3.育児期の親のQOL自己評価測定尺度の開発準備 WHO-QOL26の感度が低かったことから、プログラム実践、『カードを用いた家族の価値のナラティヴ』『仲間を勇気づけるレッスン"紙飛行機バージョン"』などセッションにおける母親たちの様々な語りを参考にQOL質問項目のアイテムプールを作成し、尺度開発に着手した。
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Research Products
(5 results)