2011 Fiscal Year Annual Research Report
妊産婦ケアにおける助産師の経験知獲得フェーズモデルの構築
Project/Area Number |
21592809
|
Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
正岡 経子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (30326615)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 佳子 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (50455630)
丸山 知子 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (80165951)
松尾 睦 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (20268593)
|
Keywords | 妊産婦ケア / 助産師 / 経験知 / ナラティブ分析 / 経験知獲得モデル |
Research Abstract |
本年度の研究目的は、前年度までに調査した助産師31名(経験10年未満の助産師10名および経験10年以上の助産師21名)のインタビュー結果を基に質問紙を作成し、全国の産科を有する医療機関および助産院に勤務する助産師を対象に量的調査を行い、助産師の妊産婦ケアにおける経験知獲得フェーズモデルを作成することである。これまでインタビュー結果を基に作成した質問紙を経験10年以上の助産師30名の協力を依頼し、パイロットスタディを行った。その結果、23人の助産師の協力が得られ、データ分析およびより適切な質問表現の検討を行っている最中である。質問紙の郵送先として933ヵ所の医療機関および449ヵ所の助産院を抽出し、施設長もしくは看護責任者あての調査依頼文、調査協力の可否を確認するための返信用はがきの準備を行った。今後は、質問紙を郵送し回収およびデータ分析を行い、妊産婦ケアにおける助産師の経験知獲得フェーズモデルを明うかにする予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は、平成22年度の調査結果をもとに質問紙を作成し、全国の産科を有する医療機関および助産院を対象に質問紙調査を行い、助産師の経験知獲得フェーズモデルの構築を行う予定であった。助産師31名へのパイロットスタディを終了し、質問紙の作成と送付先のリストアップを行うなど準備を進めている最中に東日本大震災が発生し、質問紙の郵送が困難であった事、加えて研究代表者の産休(9月~)により研究遂行が困難となったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度は、研究を一時中断し、産休明けの平成24年度から研究を継続する。パイロットスタディの分析結果に基づく質問紙の作成の他、質問紙の郵送先としてリストアップした医療機関および助産院の内、特に東北地方における郵送先の見直しを行う。
|