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2012 Fiscal Year Annual Research Report

看護師-患児間の相互交渉の解明とコミュニケーションモデルの開発

Research Project

Project/Area Number 21592823
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

堀田 法子  名古屋市立大学, 看護学部, 教授 (90249342)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 孝子(久野孝子)  名古屋市立大学, 看護学部, 講師 (90315896)
山口 大輔  名古屋市立大学, 看護学部, 助教 (50622552)
二宮 昭  愛知淑徳大学, 文学部, 教授 (60132924)
戸苅 創  名古屋市立大学, その他部局等, その他 (50106233)
Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywords看護学 / 医療・福祉 / 臨床系心理学 / 相互交渉 / コミュニケーション
Research Abstract

子どもに処置やケア等を行う際には,子どもへの説明やディストラクション(気を紛らわせる)の重要性が指摘され,看護師は患児に言語および非言語的コミュニケーションを駆使しながら進めている。しかし,処置やケアを行う際の看護師と患児のコミュニケーションの「相互交渉」の現状を明確にした報告は見られていない。処置やケア開始時から終了までの看護師と患児の「相互交渉」の実態を解明し,看護の視点から小児看護におけるコミュニケーションモデルを開発すことを目的とした。24年度の計画に沿って進行し、有効データ事例を36事例とした。36事例の処置中のやりとり(言語・非言語コミュニケーション)をビデオ撮影したものを、トランスクリプト(遂語録)にした。トランスクリプトは複数の研究者で確認し信頼性を担保している。結果、36事例のトランスクリプトから、医師、看護師、患児、付添各々について、発話や行動を肯定的、否定的、指示・要求、提案・相談・確認、感情、遊び・気そらしのカテゴリーに分類した。カテゴリー分類は複数の研究者で一致率の確認を行い信頼性を担保した。処置中の1分間の発話数は、付添がある場合は、医師2.3発話、看護師6.9発話、患児4.5発話、付添3.2発話であり、付添の有無別でみると、医師は付添がいる方が有意に発話数が減少したが、看護師や患児の発話は差がなかった。また、医師、看護師は肯定的発話が多く、次いで医師は医療者や付添との発話が多く、看護師は遊びや気そらし発話が多かった。患児は提案・相談・確認の発話が多いが、付添がある場合は否定的発話、付添がない場合は肯定的発話が多かった。コミュニケーション内容のカテゴリーが解明され、付添の有無による相違が示された。現在、学会発表の抄録、投稿原稿の準備をしている。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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