2010 Fiscal Year Annual Research Report
青年期女性の性の実態に即した避妊・性感染症予防教育プログラムの開発と検証
Project/Area Number |
21592828
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
工藤 美子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40234455)
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Keywords | 女性 / 避妊 / 性感染症予防 / 行動変容 / 看護学 |
Research Abstract |
本研究は、青年期女性が妊娠や性感染症に対し予防行動を確実に実行できるための効果的な教育プログラムを開発し、その効果を検証することを目的としている。平成21年2月~22年8月にかけて、高等学校の生徒あるいは大学の学生の男女の集団に対し、性行動の実態、性交渉に対する態度・価値観などを質的(グループインタビュー)、量的(質問紙調査)に把握するための調査を実施した。量的調査は、高校生あるいは大学生の男性122人(26.6%)、女性336人(73.4%)計458人に、無記名による質問紙調査を初回、1ヶ月後、3ヶ月後の3回実施した。調査内容は基本属性ならびにInformation-Motivation-Behavioral Skill Model(IMBモデル;Fisher & Fisher, 1992)の構成概念に関連する項目を以下の尺度を用いて測定した:「HIV/STD関連知識20項目」「避妊関連知識10項目」「避妊法に対する態度」、「性交渉に対する態度」「妊娠やHIV/STD感染に対するリスク認知」「コンドーム使用提案時の反応予測」「自己効力感尺度」。加えて、性交経験やコンドーム使用に関する行動も調査した。また、質的調査は、男性13人女性18人計31名を対象に、インタビューガイドに基づきグループインタビューを実施した。さらに、海外の文献検索データベースであるPubMed, CINAHL, ERICを用いadolescent, condom use, interventionをKeywordとして文献検索を行った。これら検索結果並びに関連するReview論文10件で引用されている文献を確認し、183文献を入手した。現在、これら文献の検討と量的・質的調査結果をもとに女性の性行動の実態に即した教育プログラムを開発し、23年度実施予定である。
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