2010 Fiscal Year Annual Research Report
親である壮年期男性における生活習慣改善に資する親性活性化プログラムの開発
Project/Area Number |
21592845
|
Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
古川 照美 弘前大学, 大学院・保健学研究科, 准教授 (60333720)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉内 静香 弘前大学, 大学院・保健学研究科, 助手 (60455730)
西村 美八 弘前大学, 大学院・保健学研究科, 助教 (00436015)
木田 和幸 弘前大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (60106846)
中路 重之 弘前大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10192220)
梅田 孝 弘前大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (50311535)
|
Keywords | 看護学 / 社会医学 / 社会系心理学 |
Research Abstract |
本研究の目的は親となることにより発達する人格的特性である「親性」(親らしさ、親としての意識など)を活性化させることによって、壮年期の親世代の生活習慣の改善及びQOL(生活の質)の向上とその波及効果としての子どもの健康の保持増進に役立つプログラムを開発することである。 本年度は、昨年度の実績の一部について、学会等で報告し、前年度の調査で同定された親性活性化因子に鑑み、親性を活性化し、親子の対話を重視した参加型介入プログラムを開発し、実施した。介入プログラムは、共同研究者及び研究協力者で検討し、実施した。 まず、子ども対象の生活習慣病予防健診(身長、体組成、骨密度、血圧、血液検査(貧血・脂質・血糖・肝機能等)及び生活習慣(食事、運動、生活リズム)の調査を実施した。それらの結果をもとに、両群の子どもと親に対しては、文書にて結果説明と個々人の生活習慣アドバイスを配布した。また、両群の子どもに対しての生活習慣病に関して、及び食事に関する健康教育を実施した。介入群への介入プログラムとしては、子どもに対する生活習慣病についての講義の実施後、親に文書等を用いてその内容について伝え、その後、親からその内容についての返答を得た。さらに、健診の結果についての保健指導を親子一緒の面談にて実施した。面談の際には、親の生活習慣病への関心を高めるために、非侵襲性の健康チェック(血圧、体組成、骨密度、四肢血圧の測定)も岡時に実施した。
|