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2012 Fiscal Year Annual Research Report

知的発達障害児とその家族を支援するコミュニティレジリエンスの育成

Research Project

Project/Area Number 21592860
Research InstitutionNara Medical University

Principal Investigator

入江 安子  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80342195)

Project Period (FY) 2009-04-01 – 2013-03-31
Keywordsコミュニティレジリエンス / 発達障害 / CBPR
Research Abstract

発達障害児とその家族を支援する地域の力、コミュニティレジリエンスの育成を目的に、A県B町をフィールドにCBPRを用いて検討した。24年度は発達障害児サポートスタッフの自己効力感を高める介入を行い、その影響についてフィールド観察した。具体的には、地域の療育教室に月1回の頻度で作業療法士(以後OT)が参加し,対象児に直接関わる事に加え、終了後のカンファレンスを実施し、研究者がフィールド観察を行った。その結果、当初は療育教室スタッフの結束力が発達障害児の支援の力に繋がった(第一段階)。OTの継続的な介入により、療育教室スタッフとOTとの間にネットワークが形成され、事例を通しての日常的なつながりが形成されるようになった(第2段階)。さらに、OTとのつながりによって新しく形成された発達障害児への支援力が、療育教室以外のスタッフに発信することが認められた(第3段階)。例えば療育教室保育士は、個々の対象児に合わせて,作業療法の視点を取り入れた遊具や体への刺激を取り入れた関わり等の改善を発信した。またOTは新しく地域支援に取り組むための方略を検討し、25年度はその実施に至った。 本研究の結果から、研究者はOTと療育教室スタッフとを橋渡しする役割を担い、OTまたは療育教室スタッフが主体となって発信することで、新しいネットワークを形成する多様性のあるコミュニティづくりに発展した。この要因として、療育教室でのOTとスタッフとが一緒に活動したことと、そこでの情報の共有が挙げられる。このことから、発達障害とその家族のためのコミュニティレジリエンスにおいて、地域の資源の豊富さだけではなく、日常生活を支援している保育士等が、OT等の専門職との協働の活動を行う中でのネットワークの形成が重要であるといえる。
今後は、フィールド観察の結果と療育教室利用者のSDQ及びSTAI等との関連性の分析を考えている。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 発達障害児とその家族を支援するコミュンティレジリエンスの育成2013

    • Author(s)
      入江安子
    • Organizer
      日本看護科学学会
    • Place of Presentation
      大阪国際会議場
    • Year and Date
      20131206-20131207

URL: 

Published: 2014-07-24  

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