2010 Fiscal Year Annual Research Report
独居高齢者でも地域で自立できる統合ケアシステムの構築―デンマークから示唆を得て
Project/Area Number |
21592870
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Research Institution | Asahikawa University |
Principal Investigator |
高波 澄子 旭川大学, 保健福祉学部, 教授 (70281772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
レネ ホレナー 旭川大学, 保健福祉学部, 教授 (40534946)
信木 晴雄 旭川大学, 保健福祉学部, 教授 (60438330)
成田 允子 旭川大学, 保健福祉学部, 助教 (10530272)
喜多 歳子 旭川大学, 保健福祉学部, 助教 (30530266)
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Keywords | 在宅・地域 / 高齢者 / ケアシステム / 自立 / 家族負担 |
Research Abstract |
「研究の目的」(平成22年度);地域に根ざした"高齢者に関わる住民のニーズ"を明確にする。 平成22年度実施計画と実施事項: 1. 当該地区住民の目からみる高齢者をめぐる健康課題とニーズを探る 1) 前年度のインタビュー結果からみる「高齢者が望む地域での生活の在り方」を踏まえて、地区住民(高齢者に限られてしまったが)を対象に話し合いや学習会を設けた。特に、老人会や地区会などの例会には積極的に参加し、会員の方との話し合いを行った。 2) アンケート調査を行い、どのような老後を望むかをみる(今回のアンケートでは、60歳以上の高齢者を対象に自分の老後あり方、子ども等との関係性についてたずねた) 東川町各地区で編成されている老人クラブ(7つ)の会員を対象にアンケート調査を実施した。 期間;平成22年7月13日より1カ月間実施、参加者;140名 結果;これから先も『現在の生活をこのまま続けたい』とする者が68.1%にのぼり、また、「子ども等との密接な関係を保ちながら暮らしたい」とする者が多いなかで、その対極にある『施設に入りたい』とする者の割合が高いということは、何を示唆しているのだろうか。今後(来年度に向けて)の課題である。 2. "住民ニーズ"への対応に向けてのプロジェクト・チームの編成を計画したが、新たなプロジェクト・チーム編成は困難と判断し計画の変更をした。以下の当該町に既成のプロジェクトを活用して積極的に情報収集を行った。(1)ぼだい樹の会(男性介護者の会)、(2)社会福祉協議会スタッフとのミーティング、(3)老人会や地区会などの例会、(4)老人会会長や地区会長などとの話し合い、(5)施設(地域包括支援センター、訪問看護ステーション、町役場関連部署)訪問による情報収集、等を積極的に行った。当該町だけではなく医療サービスへのアクセスが悪い過疎かつ高齢化地域にも足を伸ばした。
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Research Products
(2 results)