2009 Fiscal Year Annual Research Report
重度認知症高齢者の概日リズムに及ぼすリハビリテーションの効果に関する研究
Project/Area Number |
21592888
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
成瀬 優知 University of Toyama, 大学院・医学薬学研究部(医学), 教授 (30135008)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新鞍 真理子 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 准教授 (00334730)
寺西 敬子 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 助教 (10345580)
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Keywords | 老年看護学 / 認知症高齢者 / 概日リズム / ケアの評価 |
Research Abstract |
研究目的である「重度認知症高齢者ひとりひとりの概日リズムの明確化」及び「継続的なリハビリテーションの概日リズムへの影響把握」のため、平成21年度は研究協力施設において、重度認知症を持つ高齢者(8人)に対し、一人につき4週間の概日リズムの測定を行なった。概日リズムの測定はアクティウオッチ(米国ミニミッター製)を用いた。 認知症高齢者の概日リズムは、ほぼ24時間の概日リズムが保たれていた人もいたが、昼夜逆転パターン、不規則な睡眠・覚醒のパターンをもった24時間パターン、さらに概日リズムの崩壊を疑わせるパターン等がみられた。しかし概日リズムの崩壊を疑わせる人においても、それは24時間リズムの崩れであり、24時間以外のリズムの存在を伺わせる認知症高齢者もいた。 施設で行なわれている定期的なリハビリが認知症高齢者の概日リズム、昼および夜の活動量に何かしらの影響を及ぼしているかの検討も併せて行った。しかし初年度においては顕著な関連性は見出せなかった。 2年目以降も認知症高齢者の概日リズムの恒常性を継続して検討していく。
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Research Products
(1 results)