2011 Fiscal Year Annual Research Report
重度認知症高齢者の概日リズムに及ぼすリハビリテーションの効果に関する研究
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21592888
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
成瀬 優知 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 教授 (30135008)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新鞍 真理子 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 准教授 (00334730)
寺西 敬子 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 助教 (10345580)
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Keywords | 老年看護 / 概日リズム / ケアの評価 |
Research Abstract |
1「重度認知症高齢者ひとりひとりの概日リズムの明確化」において 認知症高齢者の概日リズムは多様であった。ほぼ24時間の概日リズムが保たれていた人も多くいたが、その中にも昼夜逆転パターン、不規則な睡眠・覚醒のパターンを示す人もいた。また概日リズムの崩壊がみられた人の中には72時間パターンを示唆するようなリズムを示す人も認められた。また現在のところパターン分類が不可能な人も少なからずいた。 2「継続的なリハビリテーションの概日リズムへの影響把握」の目的で、夜間の活動量に及ぼすリハビリテーションの効果について分析した。この結果、現在までに下記の事柄が明らかとなった。 (1)リハビリテーションを実施した週と実施していない週で非活動時間を比較したところ、実施した週での非活動時間の延長は認められなかった。 (2)リハビリテーションを行った日の非活動時間を実施しなかった日のそれと比較した結果、非活動時間の延長は認められなかった。 (3)各人で異.なる特徴的な時間帯の活動量を算出し、それぞれの人のリハビリテーション非実施週のそれと比較し、3人の高齢者でリハビリテーション実施週の方が活動量の少ない傾向が認められた。 現在のところ24時間パターンを示す人の中でのリハビリテーションの効果を検討しているが、24年度はそれ以外の人の分析も併せて行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
リハビリテーションの効果を把握するにおいて、対象者全体に当てはまるような共通の指標が不可能であることが明らかとなってきた。
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Strategy for Future Research Activity |
対象者全体に共通の評価指標を用いるのは不可能であった。今後は各対象者にあった指標を独自に作成して検討しなくてはならないだろう。
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