2009 Fiscal Year Annual Research Report
在宅心臓病患者に対する気功プログラムによる心と体の健康づくりの効果
Project/Area Number |
21592902
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Research Institution | Gunma Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
原 美弥子 Gunma Prefectural College of Health Sciences, 看護学部, 准教授 (00276172)
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Keywords | 心臟リハビリテーション / 運動療法 / 中国医学(気功) / 在宅看護 |
Research Abstract |
研究目的1.在宅心臓病患者を対象に気功(採気体操)・太極拳による運動プログラム介入の安全性および有効性を検証する。研究内容:調査研究機関の倫理委員会において研究許可を得て、調査を開始したところである。研究対象者は急性心筋梗塞で、入院期間に不整脈等の合併症がなく200m歩行負荷を終了した患者を選定基準とした。退院後12週間の介入前後に心循環応答、ホルター24時間心電図による自律神経活動、包括的健康度(健康関連QOL尺度:SF-36)等を評価を計画し、平成22年5月現在、研究協力者4名(平均年齢61.3歳、男性)を介入調査実施した。今後は研究継続により研究参加数を増やし、非監視型心臓リハビリテーションとして本研究運動プログラムの有用性を明らかにする。 研究目的2.在宅心臓病患者の運動継続を地域Baseで支援するGroup exrcise programを開発する。研究内容:すでに地域で気功(採気体操)・太極拳によるグループ活動(太極拳自主グループ)が継続しているため、そこでのGroup exerciseによる効果評価を実施した。対象者12名(脱落者1名を除く、男2名、女10名、平均年齢67.6±4.8歳)は初心者用太極拳(入門太極拳)90分(休憩10分)を1回/週、自宅で採気体操を3回以上/週頻度で3カ月間実施を指示した。介入終了時(3カ月後)は腹囲と脈拍数が介入後有意に減少。さらにグループ活動継続者は介入前に対して9カ月後で体重、BMI、腹囲、収縮期血圧、脈拍数が有意に改善した。現在、太極拳自主グループは太極拳熟練者が安価な費用で太極拳の運動指導を行っている。今後は心臓リハビリテーション指導士が支援に加わり地域心臓リハビリテーションのひとつの形態として在宅心臓病患者が運動継続に活用できる場として研究を継続する。
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Research Products
(1 results)