2011 Fiscal Year Annual Research Report
若年認知症者の介護者およびその子どもへの支援方法の構築
Project/Area Number |
21592903
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Research Institution | Jobu University |
Principal Investigator |
小澤 芳子 上武大学, 看護学部, 教授 (60320769)
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Keywords | 若年認知症を親に持つ子ども / 若年認知症 / 支援 |
Research Abstract |
I.目的:本研究は、若年認知症者の親を持つ子どもの思いを明らかにすることである。II.研究方法:若年認知症者の親を持つ子ども2名を対象に90分程度、告知の際の気持ちおよび親への思いについて、フォーカスグループインタビューおよび個別に半構造的インタビューを行った。対象者には、事前に研究説明および内容の録音・メモの承諾を得てから実施した。III.分析:録音テープ、メモから作成した逐語録を繰り返し読み、文章の意味が読み取れる一文ずつにコード化し、各コードを抽象化しカテゴリ化した。 IV.結果:1.子ども平均年齢は35.4±3.15歳、性別は女性2名、要介護者は父親1名、母親1名であり、別居1名、同居1名であった。2.子どもの思いは、3カテゴリと8サブカテゴリが抽出された。(カテゴリは【】、サブカテゴリは<>)結果、【告知された時の思い】では、目の前が真っ暗になったなどのく診断によるショック>、やっぱりそうだったのか、覚悟していたく覚悟>の2カテゴリが抽出された。【子どもとしての思い】には、自分を育ててくれた恩、感謝等のく返礼>、何もできなくなってしまった親の姿、かわいそう等のく憐憫>、親との関わり方がわからない、いつも一緒に出かける等のく親との距離>、介護者への情報の提供、施設などへの送り迎え等のく介護者へのサポート>の3サブカテゴリが抽出された。【自分の家族への影響】には、夫の世話ができない、離婚した方が楽になる、主人の理解が得られないく配偶者との関係の悪化>、介護による家族で過ごす時間がないなどく家族内のコミュニケーション>の3サブカテゴリが抽出された。
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Research Products
(1 results)