2011 Fiscal Year Annual Research Report
生活の場としての看取りを支える特別養護老人ホーム看護職への教育プログラムの開発
Project/Area Number |
21592916
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
長畑 多代 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (60285327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 千登勢 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (70285328)
山内 加絵 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (40363197)
江口 恭子 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (10582299)
山地 佳代 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (80285345)
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Keywords | 看取りケア / 特別養護老人ホーム / 教育プログラム |
Research Abstract |
特別養護老人ホームにおいて、看取りケアに従事する看護職を対象とした教育プログラムを考案し、実施・評価を行った。 1.教育プログラムの考案 前年度に作成した看取り看護実践リストを「振り返りシート」としてわかりやすく整備した。この「振り返りシート」を用いて、参加者が所属施設のスタッフと協議の上で各施設の看取りケアにおける課題を見出し、課題解決に向けた取り組みを考案し、実施及び評価を行う参加者主体の教育プログラムを考案した。 2.教育プログラムの実施 研修会の開催は3回とし、第1回と第2回の間に各施設での課題及び解決のための取り組み内容、方法を検討して研修会にて発表し、第3回において取り組みの結果を報告しあうとともに、意見交換及び討議を行った。研修は8月27日、10月29日、2月18日の3回開催した。 第1回研修会は「看取りケア振り返りシート」を作成した研究プロセスを紹介し、参加者同士の交流及び情報交換を中心としたグループワークを行った。第2回では各施設での看取りケアの課題を発表して共有しあい、解決に向けた取り組みについての意見交換を行った。第3回では課題解決に向けた取り組みの実施報告及び評価について発表し、討論により深めていった。 3.教育プログラムの評価 教育プログラムは参加者への質問紙調査で評価を行った。その結果、研修回数、時間についてはほとんどの参加者が「ちょうど良い」と答えていた。研修内容についてはわかりやすく、施設の現状にも沿っており、今後役立つというものであるとの評価が得られた。
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Research Products
(2 results)