2009 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
21592930
|
|---|
| Research Institution | Saku University |
|---|
Principal Investigator |
田中 高政 Saku University, 看護学部・看護学科, 助教 (80398354)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹尾 惠子 佐久大学, 看護学部・看護学科, 学長 (00114538)
羽毛田 博美 佐久大学, 看護学部・看護学科, 助教 (90520833)
小山 智史 佐久大学, 看護学部・看護学科, 助教 (20553514)
|
|---|
| Keywords | 看護学生 / 抑うつ / 国際比較 |
|---|
| Research Abstract |
本研究の特色は、アメリカのkent州立大学教授のRatchneewan Ross博士を研究代表者として、Cleveland大学のLinda wolf教授とタイのSt.Louis大学副学長Puangrat Boonyanurak博士及び台湾の研究者との共同研究として、すでに調査が始まっている「看護学生の抑うつに関する国際比較研究」に日本として参加し、4カ国共同で「看護学生の抑うつ」について比較研究を行うことである。この4カ国は教育制度が類似しており、比較検討することが可能である。
看護学生は、学内での演習や病院で実際に患者にケアを行う実習など、緊張を強いられる学習が多く、さらにカリキュラムも過密であり、他学部の学生に比ベストレスが多い。ストレスは抑うつの原因であるが、日本の看護学生のストレスに関する研究は多いが、抑うつに関する研究は少ない。
そこで、すでに調査が始まっているタイ、台湾、アメリカの看護学生との比較を通して、日本の看護学生の抑うつの現状を把握し、抑うつに関連すると思われる因子を検討する。さらに日本の看護学生の抑うつの早期発見と教育的介入を行っていくための、基礎資料とすることが本研究の目的である。
平成21年度は、タイ、台湾、アメリカで実施された「看護学生の抑うつに関する調査票」を日本語に訳し、その信頼性と妥当性を検証した。研究結果は原著論文として、佐久大学看護研究雑誌に掲載された。平成22年度は、日本での調査をさらに深めていくと共に、当初の予定にはなかったが中国での調査が実現可能となったため、平成21年度と同様の手続きで「看護学生の抑うつに関する調査票・中国語版」を作成し、その信頼性と妥当性を検証する計画である。
|
Research Products
(1 results)
